未来の少女 キラシャの恋の物語

みなさんはどんな未来を創造しますか?

第1章 未来社会 ①②

2021-08-28 14:59:05 | 未来記

2004-12-26

1.大流星群との戦い

 

これは、私が夢で見た、未来の地球のお話。

 

地球をおおっていた自然の大気が、環境の変化で薄まったためか、未来の地球は人工の特殊なシールドで包まれていた。

 

国の境界線は、やがて消え、横に広がるドーム・エリアが栄えた。

 

地球の温暖化や、さまざまな環境汚染が、時には地球規模の災害へとつながり、民族の紛争やエリア内外の戦争も、絶えずどこかで繰り返された。

 

地球の各エリアの代表が集まる会議に、月や宇宙ステーションや火星などで生活する、新しいエリアが加わった。

 

やがて世界中のエリアを統合する機関は、コズミック・ユニオンと名称が変わり、コズミック防衛軍が結成された。

 

このコズミック防衛軍は、誰でも入れるわけではない。

 

各エリアの警察や軍隊などで活躍している若者の中から、特に優秀な隊員が防衛軍の訓練生として推薦され、

 

訓練生として招集された後、どんな危険な状況でも、冷静に戦える技術を習得したことを認められた者にだけ、正式な防衛軍のバッジとユニフォームが与えられるのだ。

 

コズミック防衛軍の兵士は、常に宇宙の安全を優先する。

 

時には、トラブルに遭って宇宙をさまよう宇宙船を救出し、極悪非道な海賊が狙う宇宙船や宇宙ステーションへの救助活動を行い、激しい戦闘の中でも犯人逮捕を敢行する。

 

地球上でも、エリア内やエリア間で起こった紛争や戦争への介入。

 

その活躍が認められると、名誉の勲章の授与。

 

冒険心が強くて、宇宙での活躍を目指す子供達にとって、コズミック防衛軍は、エリアの警察や軍隊に入れたら、その次に目指したい、あこがれの職業なのだ。

 

 

そんなある日、突然、宇宙空間に大流星群が現れ、地球の方向へと近づき始めた。

 

『信じられない数の流星が、地球に衝突する恐れがある』

 

この情報を入手したコズミック防衛軍は、最新鋭の武器を使ってその進路を変えるよう攻撃を始めたが、飛来してくる流星の数は、軍の想定を超えていた。

 

どんなに撃破し続けたとしても、大きいものから小さいものまで、何千何万という星のかけらが地球へと向かい、その一部が大小の隕石となって、地上へ衝突する可能性がある。

 

未来は、情報の流れるのが早い。

 

宇宙探査船が、大流星群による最初の被害を報告し、まもなく地球の危機が広く伝わった。

 

宇宙を無数に航行する宇宙船から、被害に遭ったという情報が次々に舞い込み、人々をいっそう不安に駆り立て、暴動にも発展した。

 

地球は人工の特殊なシールドで覆われているが、膨大な数の衝突に耐えられるかわからない。

 

最新のドームや、宇宙に配置した最新のステーションが、隕石や暴動で破壊されることを恐れた、先進エリアの指導者や科学者や技術者達。

 

コズミック・ユニオンの中央議会では、どのエリアの代表も、自分のエリアを守るべく、コズミック防衛軍への協力を求め、議員の間で調整がつかず、議会場はパニック状態だ。

 

事態の収拾をつけるため、コズミック・ユニオンの議長ウィル・キリィは、緊急のニュースとして全エリアに向かって伝えた。

 

「流星衝突の恐れがある、宇宙ステーションや宇宙船の艦長は、防衛軍の指示に従い、安全な宇宙空間に早く移動すること。

 

被害が予想される各エリアの首長は、それぞれエリア警察や軍隊の増員を図り、エリアの住民が安全に避難場所へ移動するよう、緊急に救助隊や警備隊を組織し、指示すること。

 

避難場所が確保できないエリアの首長は、それぞれ独自の判断で、安全策を図ること…」

 

各エリアでは、大勢の若者が救助隊員や警備兵として召集され、避難場所への誘導や、暴動への鎮圧、地上への隕石の衝突を防ぐための攻撃に駆り出された。

 

ドームの建設が進まなかったアフカ・エリアでは、グループ同士の縄張り争いから、避難場所が確保できず、救助の人員を増やしても、難民があてもなくさまようばかりだ。

 

暴動の鎮圧に功績のあった、アフカ・エリア出身のエリック・マグナーが、コズミック防衛軍の臨時・最高指揮官に任命された。

 

エリック・マグナーは、各エリアへ暴動鎮圧のため、軍事介入する前に、全エリアの人々に向かって訴えかけた。

 

 

「我々、コズミック防衛軍は、人類のふるさと地球と、宇宙に暮らす人類を救うために、果てしなく飛来する無数の流星と戦っている。

 

しかし、我々がこの戦いに敗れることで、ドーム社会が破壊され、我々の得たすべての財産を失ってしまうだろうという言葉に、多くの人が惑わされている。

 

軍は何の理由もなく、同じ人間を威嚇する道具として、兵士を育てたのではない。

 

あなた方の命を守るため、数多くのエリアが誇る警察官と救助隊員、警備兵とともに、自らを犠牲にして戦って来た。どうか、自分達の力を信じてほしい。

 

これより我が軍は、コズミック防衛軍ルール第10条第1項にもとづき、人類の生存を優先し、正義のために戦うことになる。

 

これ以降エリアを混乱させ、人命を危険にさらし、軍の命令に違反した者に対しては、命の保障はない。

 

どうか、暗い孤独な宇宙の中で、今生きているあなた方と、未来のために戦っている、寡黙な兵士のことを忘れないでほしい」

 

 

そして、流星の爆発に巻き込まれ、命を落とした兵士達の名前と映像が浮かび上がり、愛する人達へのメッセージが、本人の声で流された…。

 

同じ時に、同じ苦しみを感じながら、他の人を助けるために命を落とした兵士達の冥福を、人々は祈った。

 

しかし、大流星群は容赦もなく、宇宙船や宇宙ステーションを襲った。

 

暗黒の宇宙が稲光に包まれる中、防衛軍の宇宙船に追従し、安全な場所を求め、逃げ惑う宇宙ステーション。やがて、地球にも光の大群が押し寄せて来た。

 

遠くで雷と地震と戦争が同時に起こったような、そんな激しい光と雷鳴が延々と続き、ドドドォーンッという、激しい爆音が鳴り響く。

 

 

避難所のせまくて暗い場所に閉じ込められ、息苦しさに耐えかねて、泣き叫ぶ子供達。

 

人気のないドームに入り込み、残された金品を狙って、暗躍する強盗団。ドームに覆われていない場所にも、多くの人々が取り残され、無数の生き物がそのまま置き去りにされていた。

 

シールドを突き抜けた大きい隕石が、海に落ちて津波を引き起こし、島のエリアを襲った。

 

大陸のエリアにも、砕けた隕石の雨が降り、海からの津波が、地上の人々や生き物をさらって行ってしまった。

 

ドーム社会の指導者の言いなりに戦うことは、ドーム社会を助けることになっても、地上に取り残された自然や、自然とともに生きている人々を失うことになる。

 

 

誰かが、その人々を助けなければ…

 

 

エリック・マグナー指揮の下、軍への出動要請のあったエリアには、指令に従順なマシン部隊を中心に配置。

 

一方、軍の有志を募って、ドームの外の救出活動を急いだ。大勢の若者が、進んでドームの外へ飛び出し、被災地へと向かった。

 

彼らの後を追うように、使命感の強い医療技師や、多くの勇気あるボランティアが、支援物資を背にして、保護された区域を離れた。

 

 

 

 長い長い時が過ぎ、ようやく音が鳴りやんだ。

 

 

人々は、長いこと閉じ込められた苦痛に、少し背伸びをした。

 

大流星の衝突によって、少し地球の軌道がずれてしまったようだ。

 

その変化に順応するための対策と、破壊された地域の復興という、新たな苦難に立ち向かうため、人々は立ち上がった。

 

少しホッとしたせいか…各エリアの管理の目が行き届かなかったせいか…この年、子供がたくさん生まれた。

 

そして、キラシャも、この年に生まれた。

 

  

2004-12-30

2.ドームの社会

 

未来の地球のある時期には、理想の生活を目指すユートピア・エリア、自由な生活を目指すフリーダム・エリアという広大な2大エリアがあって、その時代をリードしていた。

 

また、宇宙開発に貪欲なユニバース・エリア、食料の増産や技術開発に意欲的なディヴィロプメント・エリアが、人類の未来と生活を支えているようだ。

 

いろんな民族が所々に共存するアフカ・エリア、多数の民族が入り混じったオリエント・エリア。

 

民族間の階級の厳しいヒンディ・エリア。

 

これら民族の違いが、また新たなエリアを生み出し、エリア内にも外にも、貧富の差はさまざまに広がっていた。

 

特徴を生かした小さなエリアも点在し、周りのエリアと経済や技術を提携し合って、共存共栄を図っている。

 

キラシャの暮らすドームは、北半球の小さなエリアにある。

 

何度も地震や火山の爆発などに見舞われながら、長い年月に位置を移動し、形を変えて、成り立ってきた島のエリアである。

 

地球上の他の場所に比べて、磁力の働きが強いのが特徴で、マグネティックフィールド・エリア、略してMFi(エムフィ)エリアと呼ばれている。

 

MFiエリアは、点々とした島のドームで成り立っているが、ごく微小なマシンを駆使した医療技術の発達で、先進エリアと認められるようになっていた。

 

もうすぐ11歳になるキラシャは、ドームのスクールで、クラスの男の子と仮想空間でのアクション・ゲームや、未来のスポーツを楽しんでいる。

 

クラスの中でもとびきり元気なキラシャは、冒険好きな男の子とドームから外に出たくて、ドームの外出許可資格を取ろうと、午後の厳しい訓練に参加していた。

 

ドーム内の澄んだ空気に慣れてしまった未来人。

 

特殊なマスクをつけないでドームから出てしまうと、呼吸をしても外の空気の成分がうまく身体に取り込めず、倒れてしまう人もいる。

 

調整された空気しか知らない子供達は、訓練しないでドームの外へ出ることを禁止されている。

 

スクールの行事や競技のために、ドームの外に出る生徒もいるが、訓練後の外出許可証が発行されないと参加が認められない。

 

見慣れた植物や動物ばかりのドームに、たいくつしていたキラシャは、まだ自分の目で見たことがない、自然に満ち溢れた広い外の世界に、人並み以上のあこがれを抱いていた。

 

チルドレンズ・ハウスでは、大勢の子供達が、にぎやかな日常生活を繰り広げている。

 

平日はチルドレンズ・ハウスで生活し、土曜・日曜の休日は保護者の所でホームステイする。

 

もっとも、子供の保護者は、血のつながった親ばかりではない。

 

休日に子供を引き取る実の親は年々減り、子供を育てることで、その成長を楽しみにする代理の保護者が多い。

 

キラシャは、自分のおじいさんを知らない友達や年下の子を引き連れて、自分の血のつながったおじいさんの住むオールディ・ハウスへ、休日に遊びに行った。

 

このドームには、子供が学ぶスクールと、寝泊りするチルドレンズ・ハウスと、病気やケガの時にお世話になるホスピタルが併設している。

 

スクールでの学習に役立つ博物館や歴史館、さまざまなアート・ミュージック・ダンス・ミュージカル・ドラマ・カラオケなどを楽しむ大小の施設もある。

 

ゲームの中に入り込んで、新たなストーリを作りながら、謎を解いたり、恋をしたり、仲間を作ったり、敵を倒して得点をゲットしたり、子供達が楽しんで遊べる仮想空間もある。

 

また、未来に進化した、多くのスポーツの練習場や試合会場もある。

 

これらの施設は子供だけでなく、大人も利用できる。仕事を終えた夕方から夜まで、多くの人に趣味を通じた出会いを提供している。

 

今も進化し続けているスマホは、“M(マルチ)フォン”へと進化して、ドームで暮らす人々の生活を支えている。

 

おしゃれや便利さを追求する未来人。

 

Mフォンを持ち歩かず、自分の身体・服・メガネ・アクセサリーに埋め込んで使う人もいる。

 

ただ、スクールの子供達は、「自分の持ち物を、責任を持って管理する」という教育目的で、事情のある場合を除いて、Mフォンを所持するように、ルールで定められている。

 

未来では、人が別の所へ行きたい時には、このMフォンの操作で、瞬間に移動できる。

 

転送装置という、とても便利な道具だ。もちろん、モノの移動もMフォンで操作できる。

 

ところが、ドームにはたくさんの人が通路を移動しているし、転送先が安全な場所とは限らない。

 

Mフォンだけでは、判別できない障害物にぶつかって、人が大ケガをしたり、送ったモノが転送ミスで大破したり、ゼンゼン違う場所へと転送されたりと、被害も多発した。

 

そこで、緊急の場合を除いて、Mフォンだけで転送することは禁止され、ボックスという転送装置と、そのリモコンとしてMフォンを利用した移動が認められた。

 

 

人の転送用として、ドームの各階のフロアに、大人が2、3人入れるくらいのペアのボックスが、点々と置いてある。

 

ボックスの右手が送り側。中に入って、Mフォンで行き先を指定すると、数秒後には希望の地点のボックス左手、受け側のボックスにたどり着く。

 

同じボックスに、同時に転送しようとする人が何人いても、ボス・コンピュータからの指示で、重ならないように待ち時間があり、順序良く転送が行われるのだ。

 

もちろん、転送が苦手な人のために、広場ではエレベーターやエスカレーターもあるが、急いでいる時は、ボックスの方がウンと早い。

 

エレベーターやエスカレーターの数は多くないから、移動するのに苦労する。

 

住宅街は同じような廊下が延々と続いているから、自分がどこにいるのかも、さっぱりわからないことがある。

 

しかし、そんな時だって、Mフォンが目の前に3Dホログラムを映し出し、現在地と行き先への道案内をしてくれるのだ。

 

 

ところが、Mフォンが何でも教えてくれるから、未来の人に悩みはないなんて、思ってはいけない。逆に、このMフォンの存在が悩みだったりすることもある。

 

MFiエリアは他のエリアよりも、管理がウンと厳しくて、大勢の人が秩序正しく暮らすよう求めている。

 

 

もちろん、人だけでなく、モノの転送にも、きちんとルールが定めてある。

 

製造されたモノは、製造場所・責任者・移動経路・所有者などがコード形式で表示され、ボスコンピュータにも、暗号化されたコードが、圧縮して記録される。

 

モノの現在の位置も、MフォンのGPS探索アプリで確認することができる。

 

ドームの住民の各部屋には、モノの転送用のボックスがあり、ネットで購入したモノをボックスに送ってもらえる。

 

食べ物などは、テーブルの上に置いた専用のボックスに、大きなものは物置くらいのボックスに送ってもらう。

 

 

ただ、人のモノを勝手に転送して、自分のモノとして使ったり、他の人に転売して儲けを企んだりする人達がいる。

 

そんな時、被害者は、エリア警察に被害届をMフォンで送信すればよい。

 

警察は、Mフォンの転送記録・製造コード・GPSで、現在の位置を特定して、犯人を追及する。

 

偽造したモノも、Mフォンをかざせば、製造コードを確認でき、ボスコンピュータに記録されたコードと突き合わせ、本物かどうかをチェックすれば、偽物だとバレてしまうのだ。

 

そうはいっても、未来にネット犯罪がなくなることはない。

 

日々、ボスコンピュータのAI機能で監視を行っているが、犯罪の多さと巧妙さに対して、摘発数が追いつかないのが現状だ。

 

スクールで犯罪を行わないよう指導を行ってはいるが、人に隠れて悪さをしたいと思うのが、人間の本性なのかもしれない。

 

このエリアでは、ルール違反に対して厳しい罰則がこと細かく決められ、裁判で罪が確定すると、罰則に応じたマネーの支払いか役務を終えないと、その後の生活は保障されない。

 

ルール違反をすると、ルールのアプリが入ったMフォンから警告を受けることもある。それを無視して違反を続けると、Mフォンが自動的に警察に通報するシステムになっている。

 

 

毎日毎日、人々はMフォンからのモーニングコールで目覚め、仕事のスケジュールを確認する。

 

Mフォンは、手際よく1日の予定を報告してくれるし、都合で予定を変えようとすると、こうした方が良いとアドバイスしてくれる。

 

ところが、そんなに親切に指導されると、かえってうっとうしいと思うのが人間というものだ。

 

あまりうるさいと、Mフォンの音声をバシッと切ってしまうこともある。

 

大事なアドバイスを聞き逃して、後で後悔することも多いが…。

 

 

それから、未来の若者は人間関係に、とても敏感だ。

 

恋愛に関しても、知り合った相手と仲良くなってから、結婚を決心するのも早いが、別れるのも早い。

 

結婚の届けを2人で管理局に出したら、2人っきりの部屋で、落ち着いた生活ができるかというと、どうもそうではないようだ。

 

衛生にうるさいドームでは、部屋にキッチンがない。食事をした後は、クリーニングを行うのがルールだし、それがイヤなら外で食べるしかない。

 

部屋で仕事をする人を除けば、寝る時だけ帰って来ることも多い。

 

部屋のクリーニングも、ロボットかヘルパーに任せるので、お互いに相手のことを気づかう、愛情あるコミュニケーションが取りにくいのかもしれない。

 

仕事で疲れた2人が顔を合わせても、相手のいやなとこばかり目につき、部屋の中ではつまらないことでケンカを繰り返し、結局別れてひとり部屋へ引っ越す人が多い。

 

それがイイことか、ワルイことかは、私にはわからないが、未来の人は合理的だ。

 

結婚した相手とは、会いたい時に会って、食べたい時に一緒に食事をして、デートしたい時に、一緒に過ごせば良いのだ。

 

愛を語りたい時は、ムードあふれるホテルで2人っきりに…。

 

 

ただし、ドームの中のどこにいても、今日の食事の予定は、どこでどんな食事をするか、Mフォンからの質問に答える義務がある。

 

この小さな島のドームでも、何万という人口を抱えている。よけいな人数分の食事の準備をするのも無駄だし、残飯を捨てるのも経費がかかるし、何よりモッタイナイ。

 

サプリやドリンクで済ませるときは食事はキャンセルし、部屋で食べたいときは、レストランから食事を転送してもらえばよい。

 

希望する場所を利用する時は、決められた時間までに予約しておけば問題はない。

 

こういった場合も、Mフォンは欠かせない。

 

 

未来の携帯Mフォン。

 

テレビ電話・ネット・マネー・カード・カメラだけでなく、目の前に3Dホログラムを映し、道先案内、転送ボックスのリモコン、あらゆる機能を持つすぐれものだ。

 

さらには、ルールのアドバイザーであり、仕事や生活のパートナーでもある。

 

ドームの大集団の生活を支える、便利なMフォン。

 

未来のドームに住む人々は、それがなくなったら、何もできないほど、Mフォンに依存していた。


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