奇車のNゲージ改造記

ノーマルでは満足しない、日々コツコツ模型弄りするブログ。

鉄道博物館コンテナ車改 ⑤

2023-03-02 12:21:12 | 模型工作

先の記事にも掲載した写真。
ノーマル状態のTOMIXコキフの車掌室側分解図

プリント基板はテールライト点灯用のもので、片側台車からのみ電気を拾って点灯させる作りとなっている。

ちなみにレインボー室内灯を荷台に組み込もうとした場合、前後の台車から電気を取って安定化させないと点滅パターンが不規則になってしまう恐れがあるのだが、この基板と手作りした集電板とをどう繋ぐかで頭を悩ませる事になる。

勿論ハンダでガッチリ留めてしまえば確実だが、高温のコテで直付けしては車体のプラが溶けてしまうので何処かに接点を設けて接続するしかない。


浮かんだのはこの2案

①中間車同様 シャーシ側に集電板を組み、純正基板へは短く切ったスプリングで通電する方式。

②純正基板後端に後方集電板からの燐銅線を挟み込んで通電する方式

色々と悩んだが、結局前後を確実に結線出来る点から①案を選択。

イレギュラーな構造にちょっとだけ戸惑ったものの、電路さえ出来てしまえばあとはレインボー室内灯を載っけるだけなので簡単。
心配していた純正基板への通電も問題ない模様(要経過観察)



……しかし、ノーマルそのままだとテールライトの光が漏れてTの字に透けるのはなんとも戴けない(^^;)
結局車体裏側を黒く塗り、導光材(プリズム)にセメダインラピーテープを貼ることでここまで抑える事が出来た 高架絶大である。


発電コンテナ、実在のものは鮮やかなブルーだが、ヨゴシが目立ちにくい為白塗りにアレンジ。



屋根上のマフラー周辺に排気の汚れを追加して「発電してるぞ‼️」感をアピール。
このエンジン回して電飾点けてるのか…と思って頂ければ幸い。

続きます。














鉄道博物館コンテナ車改 ④

2023-03-02 08:12:04 | 模型工作
フとした閃きから急遽電源コンテナを作ることになった。 何か素材は無いかと探したら、ナインスケール貨車収集で入手したコム1(改良(?)版)の冷蔵コンテナがサイズ的に良さげ。

長さを切り詰めるとコロッとしてなんだかサイコロの様な雰囲気に(^^;)

そこへトレジャータウン製エッチングのルーバーパーツやらエバグリプラ棒やらを貼り付けて電源コンテナっぽいもの完成‼️

しかし何かインパクトに欠ける。
通気口の付いた変なコンテナというだけで、知らない人には発電機に見えない…

という訳で実物には無いが、キャラを立たせるべく排気管を作って載せてみたら何だかグーンと発電機感がUP。

中途半端に空いた隙間も見事に埋まって格好良くなりました。



次に気になり始めたのが、のっぺらぼうな車掌室内。
電飾化ついでにKATOの室内灯基板入れて光らせる予定なのだが… このまま照らしたんではモールド全く無いのが余計に目立ってどう考えても寂しい。


という事でプラ片やら1㎜真鍮線を使って内装をそれっぽく作る。
色は壁面の淡緑色にクレオスのМSグリーン(ザク色)床面は暗めの色で深さを出すべくタミヤのガンシップグレーをチョイス。テーブルにストーブ煙突はシルバーリーフ、椅子モケットはブルーを筆塗り。

背後の銅板は元基板上面のコーティングを剝がし、KATO室内灯付属のL型金具をハンダ付けしたもの。これで車体側の室内灯へ電気を供給する。
車掌室側には軟プラホルダーを外したKATO LED室内灯クリア(白色)の基板をゴム系ボンドでで接着、そのままではLED直射で目を刺すので短く切ったプリズムを手前に接着して光の緩和と拡散を狙う。
あとガラスパーツは内側凹みにマスキングゾルを流し込んで乾かしてから内壁と同じMSグリーンで塗装、これで照らされた時の雰囲気がグッと良くなる。


どうせならとジオコレ人形から車掌さんも乗務させてみた。

室内が明るいとチラチラ見えてくれるのが結構嬉しい(*^_^*)


続きます















鉄道博物館コンテナ車改 ③

2023-03-02 06:56:47 | 模型工作
長らく尻切れ状態で運行してきた光る鉄博コンテナ…

ここへ来てフと緩急車が欲しくなった。

ちょうどタイミング良く台枠シースルー仕様の新ロット車を入手したので編成に加えることに。


しかし車掌室が載るという事はその分荷台スペースが食われてしまうのは必然、鉄博コンテナが2個しか載らないのだ。
搭載案①
幸いコキフは反対側にもデッキ板があり、ここもデッキっぽく隙間を空けて積めばそれなりに格好付………かない(泣)


搭載案②
コンテナ間にそれぞれ隙間を空けて積む案。
何かそれっぽいが、隙間部分にレインボー室内灯のLEDが来たら直射で目を刺しまくる可能性… 

搭載案③
両端に寄せてバランス重視。
車掌室乗り心地改善の為 空気バネ台車に履き換えたコキフは積載キャパの関係から真ん中を空けて積んでいたらしく、そう考えたら一番リアルな積み方。 しかしそもそも此奴は原型台車

結局どの積み方もしっくり来ず 大いに悩む。







ここでアイデアが舞い降りる。
「そうだ 発電機積もう‼️」

何故に発電機?

そう 光るコンテナ点灯用電源の確保である。

今まで 線路から電気取入れて…と当たり前のように模型脳で考えて居た為、電源供給云々が完全に頭からスッポ抜けていた まさに盲点。

調べてみると冷蔵コンテナや検測コンテナ用に電源供給する為のコンテナが実際あるらしい。
サイズもやや小振りなのでコキフの隙間埋めに丁度良い。

これはもう作るしか……



続きます