大空は 梅のにほひに かすみつつ くもりもはてぬ 春の夜の月
新古今集 藤原定家
唯ひたすらに2時間強の線引きに目も手も疲れようやく梅も完結。
「しら梅に 明(あく)る夜ばかりと なりにけり」 与謝蕪村
「月夜には それとも見えず 梅の花 香(か)をたづねてぞ 知るべかりける」 古今集 凡河内躬恒
暖かな日差しに
春よ 春
「白梅や ひと日(ひ)南を あこがれぬ」 石川啄木
道ばたの 風吹きすさぶ 野梅かな 高浜虚子
梅花の心模様
ぷかりと浮かんで温室化された梅、根無し草
こちふかば
にほひをこせよ梅のはな
あるじなしとて
春なわすれそ
(菅原道真)