昨日、上野のお山にVOCA展2010「現代美術の展望ー新しい平面の作家たち」を見に行ってきた。次代の絵の動向として参考になる反面、巷の絵画市場を反映したストリー性のある具象作品が主流になっている傾向が顕著になっているのが気にかかる。
表現方法には色々な分野の技法から絵画にと取り込んで行く表現の可能性を模索しているのが見える。その反面平面の中の線と面に於ける色の織り成す分野の多様性並びに斬新さとパワー不足には今の画一的な美術選考になっているところに不満が残った。
今日から再開。
桜の花もちらほらと咲き始めましたが、生憎の雨に「この花の咲くや姫」もひっそりと
世の中に絶えて桜のなかりせば春の心はのどけからまし 業平
桜咲く前から散る予感にイメージを漂わせて 尚薄ら寒き春雨に濡れる桜を愛でる。
明日から出かけますのでしばらく留守に致します。