先日、人と話していた時のことだった。 「実は、今日、朝に自転車に乗ったらね、漕ぐときすごく重くて……」 というから、ファンタジーやホラーや伝奇周りをうろつく私の中で「まさか、霊の仕業!?」となっていた。 「充電切れててね……」 ……ええ、私のなかで自転車って「電動」はないので、その部分に想像ではたどり着けなかったという話。 怖くない話だった。