奇乃堂

アリの着地 なかなか思ったところに落ちない

 家の中にいたアリをつまんでベランダに戻す、いわゆるキャッチ・アンド・リリースをすることがある。
 キャッチアンドリリース! なんか、かっこいいね(え?)。
 アリを外にポイと落とす。地面に近いところからだったり、私の腰の高さからだったり、さまざま。低い位置でも、落ちるだろうと思うとろこにいなかったりする。
 アリ小さいから、風の影響を受けるのもあるだろう。
 また、私の手にしがみついているためにタイミングを逃すのだろう。
    × × ×
 以前、ベランダで食べ物を解体するため群がるアリたちの上にアリを落としたことがある。そうするとびっくりして散り散りに逃げるのだ。
 今回も、食べ物を解体中のアリの集団がいた。
 そこに私はアリを落とした。
 散り散りになる想像をしていたけれども、結果は平和だった。
 アリは、群がる集団の隙間に落ちたのだ。

「あれ? 皆! 食べ物あるの!?」
「あるよ」
「手伝うね」

 という感じだろうか? そう、そのアリは、帰宅するでもなく、そのまま食べ物回収に加わったのだった。
 想定外だったけど、なんか、四コマみたいな、こう、ふわっと温かい気持ちになった。
 大げさかもしれないけどね。

今後ともよろしくでございます。

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