熊本の暗記王

熊本の暗記王が書いた黄金の暗記法は単語から長文まであらゆるジャンルの暗記を叶える日本唯一の暗記法です

北岡俊明著「暗唱術」と「黄金の記憶術」の比較

2016-07-07 22:53:11 | 歴史
北岡俊明著「暗唱術」を読みました。大体次のようなことが書いてあると思います。
1)名文を暗唱すると脳が活性化し、思考力が高まる。
2)暗唱するには古典、文語文がよい。テンポ、リズムがいいので覚えやすい。
3)暗唱できるようになるには「覚えるという強い決意」、「声を出す」、「繰り返し練習」が大事
4)歩きながら暗唱するのは記憶にも、脳力向上にも効果的
他に実際暗唱されている古典、名文が沢山掲載されています。

この本で記憶について次のようにうまく表現されているのに感心しました。「声を出すと記憶が脳に刷り込まれる。それはペンキを塗るのに似ている」。声を出すことが記憶のペンキを塗ることで、回数を重ねると記憶も確かなものになっていくということですね。

北岡さんは経歴、肩書、活動がすごく、著作も50冊位出されています。本格的に暗唱に挑戦したのは65才からだそうで、私が元号の記憶に挑戦したのが62才位だったので似ています。
北岡さんは20年前に父親の葬儀がきっかけで般若心経を覚え以来毎日唱えていることがこの度新たに暗唱に挑戦した原点だそうです。私は若い頃般若心経に挑戦しましたが、覚えられませんでした。

上の1)~4)にあることは私の『黄金の記憶術』もよく似ています。ただ『黄金の記憶術』には覚え方に特徴があります。それは覚えるものを小分けにして、3×3(又は2×5)のマス(指定席)に入れ、後ろから覚えていくという方法です。このためお年寄りでも歴代天皇が覚えられたり、難しいとされる数字(円周率など)の暗唱も語呂合わせを使わずできます。しかも『黄金の記憶術』では覚えるという強い決意は要らないのです。いやいややっているとやがて覚えることが楽しくなっていくのです。私の母が歴代天皇を覚えたときがそうでした。私が般若心経を覚えられたのは『黄金の記憶術』のお陰です。

つまり『暗唱術』が名文、古典の暗唱に重きを置いているのに対し、『黄金の記憶術』はあらゆる分野の暗唱がOKなのです。

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