論文がやっとアクセプト

先週、やっとMnBiの強磁場実験に関する論文がアクセプト（受理）された。
一発で合格。英語の訂正も無いようだ。
ただ、8月に投稿して３ヶ月もかかかるとは、なんてっこった。
今回は、まさに紆余曲折。
4月に満を持して、Nature Matに投稿。１週間後「うちには合わない」と断れる。
書き方を変えて、
5月にAPLに投稿。１週間後「うちには合わない」と断れる。
書き方を変えて、
6月にAPEXに投稿。２週間後「米国強磁場施設の設備をつかったら誰でも結果が出て大したことない」なんてコメントを
日本語の書ける研究者から頂いた。
未だ誰もしていない実験で、世界最高定常磁場下の高温で磁性体を溶かす実験。
３年かけて世界最高定常磁場に耐えられる装置を開発してきたことを理解できないレフリーに当てられた。
応用物理会におけるこの分野の層の薄さが悲しい。
8月に欧州の雑誌にレターとして投稿。
１ヶ月も合否判定が無いので、エディターに問い合わせのメール。

２ヶ月たってもも合否判定が無いので、エディターに再度問い合わせのメール。
（競争している研究者に論文が行ったのではないかと心配になる。
だからといって、現時点でこの実験は我々のグループ以外では絶対にできない、と自分に言い聞かせる）

10月末、雑誌を代えるかどうか、国内外の研究者と情報交換。
日本人研究者から「この手の話はサイエンス向きですよ」と言われた。出版を急いでいるので今更無理です。
欧州の雑誌に詳しい外国人研究者から助言を頂いてもう２週間待つことにした。
そんで、やっと連絡が来る。１発合格を頂いた。
これで、また一歩前進ができる。
人類が未だかつて行ったことの無い実験を行う予定。
（ほぼ全ての研究者は未だかつて無い実験を行っています）

んで、今日は、アメリカの共同研究者にこの合格を知らせよう。

いやいや、いい経験をさせてもらった。

鹿児島大学周辺の出来事

鹿児島大学のそばの空き地に
大きなテントが出現。

サーカスが来る。奥に見えるのが桜島。
右の林は鹿児島大学郡元キャンパス。
大学は学園祭。

我が理学部は「理学部祭」で、展示実験。

地元南日本新聞In鹿児島大学で号外を作っていました。



K-Labの学生たちの展示実験が記事になっていました。
「目指せノーベル賞」
もし、訪れた皆さんの中からノーベル賞をもらったら、テレビのインタビューで
「K-Labの展示実験が刺激になりました。K-Labの皆さんに感謝したいです」
なんてコメントしてね。