磁気物理学研究室の研究活動記

鹿児島大学理学部物理科学科磁性研究と教育活動、周辺での出来事を中心に紹介しています。

今週のK-Lab(5月病か?)

2011年05月20日 12時51分33秒 | 研究
今日の鹿児島はいい天気。
上の写真はK-Labがある鹿児島大学郡元キャンパスのメインストリート
北辰通りです。今日はこんな感じです。(学生が大勢います)
左側の緑の林の奥に鹿児島大学理学部物理科学科が入っている
理学部1号館があります。
外国みたいですね。

気がついたら
約10日ぶりのブログです。
ゴールデンウィークが明けてから、忙しい。現実逃避したいくらい。
ブログの更新もしていなかった。(ブログを書いている今は、まさに現実逃避)
ちなみに、この一週間は
5月13日は卒業アルバム用の写真撮影。
K-Labのメンバー全員が集まって鹿児島大学理学部1号館正面玄関前で写真をとりました。

ううう、忙しくて過去1週間の出来事も忘れてしまった。
一昨日は、ある3年生が、「K-Labでの卒業研究に興味あるんです」と訪ねてきた。
ウェルカムでーす!「物理科学の世界-強磁場科学の最先端!-」の講義を聞いてそう思ってくれたようだ。
教員冥利につきます。
いつでも、研究室に出入りしてください。楽しい先輩がいろいろ教えてくれます。
といっても、先輩方、まだ研究のエンジンがかかっていない模様。
正直言うと、大学院生、講義やティーチングアシスタントなどで忙しそうだ。
(先週、大学院生と4年生の研究テーマと研究方針、研究の進め方を決めてつたえた。)

おまけに、ことしからK-Labはゼミ(輪講)も充実。

火曜日は、午後からは4年生ゼミ。「強磁性体の物理」の輪講ですが、
大学院生が司会と質問者としてガンバってもらいます。
それが終わると、私と大学院生3名だけの「磁性物理基礎講座」の輪講。
(これから磁気物理の基礎を勉強を始めようとする大学院生対象のテキスト:藤井博信著)

水曜日の10:30分から「雑誌会」で、英語の論文紹介。
英文論文を読み込んで、学会発表(セミナー)のように、
スライドを使ってプレゼンをする。
教員によって突っ込みまくります。

ところが、今朝、居室の前に学生が2名が私を待っていた。
聞くと、研究開始するようだ。
それで、急遽、研究を打合せ、実験装置の確認をした。

彼のテーマは「引き抜き型磁化測定装置の製作」である。
私が東大や東北大で開発した装置を
鹿児島大学でも立ち上げます。
はじめに、装置の概要を論文を基に説明(下の写真)
ナショナルインスツルメンツのDAQをつかって、
ステッピングモータの制御と磁化のアナログ信号を
デジタル信号への変換などを説明。


その後、実験室でステッピングモータの制御を確認。


モータコントローラに5V電圧をトリガとしていれると、
引き抜き用ステッピングモータが動作することを確認した。
当面の作業は、LabViewをつかってトリガ電圧を発生する
プログラムを作ることです。

それから、今日、グラファイトの板が届いた。

2010年のノーベル賞をとったガイム博士の磁気浮上実験と
グラファイトの実験をやるためだが、忙しくて厚さの確認を怠っていた。
厚さ5ミリがこんなに厚いとは。。。。

さて、
現実逃避を終えて、学生の英語論文でも読むか?

K-Labで研究する学生、大学院生を募集しています。