磁気物理学研究室の研究活動記

鹿児島大学理学部物理科学科磁性研究と教育活動、周辺での出来事を中心に紹介しています。

今日は研究室ミーティング

2014年06月06日 20時04分11秒 | 研究
昨日は、事務と研究打合せ。
日本学術振興会の「ひらめき☆ときめきサイエンス」の事務的準備。
ひらめき☆ときめきサイエンス KAKENHIとは?
「研究機関で行っている最先端の科研費の研究成果について、
小学校5・6年生、中学生、高校生の皆さんが、直に見る、聞く、
ふれることで、科学のおもしろさを感じてもらうプログラムです」、とのことです。
この夏休みに、鹿児島大学理学部物理科学科物性グループの有志で高校生向けのプログラムを開きます。
今は、こんな実験風景の写真を入れ込んだポスター作りです。

(今年の冬に学生らと実験したときの写真です)

昨日の夕方、
サイエンスクラブの3年生のKさんが来て、実験結果を見せてくれました。
とてもおもしろい結果。磁場効果がバッチリ。あとは定量的に評価できるか。
Kさんは、実験結果についての自分の考えと、それを実証するための次の実験計画も示すようになってきて、
今後の成長が大変楽しみです。

今日の午前中は、科学研究費補助金(科研費:KAKENHI)の最終報告書提出。
事務に修正を依頼されて、昨夜がんばって修正。
過去4年間に科研費補助を受けて研究を行い、その成果発表が国内外の会議で38件(九州支部会の発表は除く)。
国内会議は、日本物理学会、日本金属学会、応用物理学会、日本磁気科学会、鉄鋼協会などでした。

会議の開催月と開催場所は記入していましたが、
事務からの指摘は、「全ての会議の開催日までを記入せよ」。
ううううう、マジ?と思いながら
過去4年分の会議の開催日をインターネット等で探して、
なんとか今朝までに記入し終えました。
その際、研究発表者をみると、
学生が筆頭著者での発表件数が24件と、半分以上です。
修正加筆は苦しかったのですが、
本当に、研究室の学生が活発に勉学と研究活動をしたことを
再確認できる、良い機会でした。

今日の午前中は、力学の授業。
午後は、研究室ミーティング。
毎月第1週に、教員と学生ら研究室のメンバーが集まり、
今月と来月の予定や研究状況、学修状況を共有します。
今日のミーティングの重要課題は、
東京大学物性研究所への出張実験(共同利用実験)と
東北大学金属材料研究所への共同利用実験の内容と日程。
その他、出張予定や学生らの研究の進捗状況報告。
メスバウアー装置の線源を購入の実験開始時期の議論。
大学院1年生の東北大学金属材料研究所での実験結果がなかなかおもしろい(良い)ものでした。

学部4年生は大学院入試の勉強に集中しているとのことでした。
がんばれ、受験生!
約1時間のミーティングでしたが、
終了後、大学院生と准教授が研究方法等、学会発表の内容等について議論をしていました。


夕方は、国立研究所の先生と電話で国際会議開催の打合せ。
(最近はその先生に、かなりの負担をかけてしまい、大変申し訳ない状況です)

机の上のパソコンのメールを見ると受信が425件。ううううう。。。
午前中10件程、事務処理しましたが、午後にはまた増えている。

1日20件程、事務処理していますが、
最近は受信件数が減る様子がありません。

夕方、サイエンスクラブの3年生のTさんが来て、実験結果を見せてくれました。
むむむむ、結晶成長に強磁場効果がありそうな、結果。
おおまかに次の実験の手法を1例として上げました。
この実験は、学生の自主研究なので、Tさんが私の意見を参考に進めてもいいし、
先月みたいに、私のアイディアを却下し、自分のアイディアで進めてもいいです。
ここは力の入れどころ、失敗を恐れず、どんどん進めてください。
(ただし、今年度の研究費が枯れるまでですが。。。)

明日は、朝一の新幹線で博多に行き、
九州大学伊都キャンパスでの金属学会九州支部会に出席予定です。
研究室の学生2名と准教授が発表予定です。

学生の発表が成功することを期待しています。
メールの処理は明日もできません。

K-Labは鹿児島大学で