磁気物理学研究室の研究活動記

鹿児島大学理学部物理科学科磁性研究と教育活動、周辺での出来事を中心に紹介しています。

強磁場磁気測定の予備実験開始

2017年08月17日 17時16分09秒 | 研究
本日の午後、学生らと
5テスラ超伝導マグネットで使用する磁気測定装置の
予備実験をしました。

物質材料研究機構強磁場センターから譲り受けた
磁気測定ユニットの状況確認。

80Hzの振動とロックインアンプの動作、
5テスラまでのホール素子ユニットの動作確認などを行いました。
計測システム自身はかなり古く
またメーカー製なのでコンピュータ制御システムの
使い勝手が悪かったのですが、
運良く、全てアナログアウトプット(電圧が計測)ができる装置である
ことがわかりました。
つまり、自分たちの手でカスタマイズされた鹿大磁気測定システムが
できることが確認されました。
とてもよかったです。

夏だ!冷やし超マグ、始めました!

2017年08月17日 12時17分15秒 | 研究
今日から超伝導マグネット(超まぐ)の冷却を開始しました。
研究室には、玉川製作所製の5T-無冷媒超伝導マグネットがあります。
昨日の午後から、ターボ分子ポンプを使って超伝導マグネットを
真空引きして、今日から
冷凍機を動かしてマグネットを冷却しています。
明日には絶対温度4ケルビン(マイナス269℃)に
なる予定です。

無冷媒超伝導マグネット(強磁場発生装置)


1ストステージ:250Kです。


学生らは半田付けをしていました。