磁気物理学研究室の研究活動記

鹿児島大学理学部物理科学科磁性研究と教育活動、周辺での出来事を中心に紹介しています。

K-Labの週末仙台出張

2011年05月08日 18時21分12秒 | 日記
先週末は金曜日ー土曜日と博士の学位関係で
東北大学金属材料研究所強磁場センターに出張に行きました。
写真は金曜日午後のおたまや橋から見た広瀬川です。
震災で、ししおち坂付近が変わっていました。
強磁場センターには私のマイマグカップを置いていたのですが、

写真のように大地震を被ったにも関わらず、割れずに残っていました。
そのカップでコーヒーをいただき、んんんん。
次の日は、鹿児島大理学部物理科学科のK-Labで不調であったアーク炉の部品を
その1号機である強磁場センターのアーク炉を使って、試験を行いました。
問題なく放電及び試料溶解できましたので、
問題は、アーク電源か放電の条件になります。
学生さん、今週はぎりぎりまで電極を近づけて、試験してみましょう。
午後は、東北大の博士課程と修士課程の学生たちと、
強磁場センター近くのインド料理店にいってきました。
仙台に住んでいた頃はよく行った店です。
その後、東北新幹線を使って東京羽田空港へ。

羽田空港第2ターミナルのラウンジでは、クロワッサン2個までのサービスがあり
ちょっと得した気分になって(小腹を満たして)、
鹿児島に戻りました。
この出張の移動中で、先に紹介した微積分の雑誌を読み終えましたが、
とても面白かったです。
ニュートンと力学と微積分学、その前後の科学史と多くの研究者とのやり取り。
力学を習い始めた1年生が読むといいと思います。
明日から、講義が始まります。

GW中のK-Lab

2011年05月04日 13時56分09秒 | 研究
今日もゴールデンウイークの休日。
写真は鹿児島大学理学部1号館前から見た植物園付近の景色。
黄砂の影響で少々かすみかかっているようだが、いい天気。
さすがに、学内は学生の姿も無く、のんびり、まったりとした感じ。

今日は、この機会に
東北大博士課程D3のM氏の論文原稿の最終チェックを行う。
世界初タイプのX線カメラの論文であるが、
私が東北から鹿児島に移ったこともあって、ここまで仕上げるのに
ちょっと時間が経ってしまった。
明後日、東北大に行く予定だが、
その前になんとか仕上げたかったので、休日返上で終える。
午後、
東北大で装置のチェックするために、ボタン状試料を試料作成室からとってくる。
2月末から自作アーク炉の調子が悪い。
アーク電源も修理と調整をしたのだが、
それでも、放電が良く無い。
自作アーク炉1号機が東北大にあるので、本務を終えた後、
部品を持ち込み不調の原因を調べる予定。




GWも微分積分

2011年05月02日 19時45分21秒 | 日記
今日はGW中の平日の月曜日。
しかし、鹿児島大学の共通教育授業はお休み。
そのせいか、校内の学生の数が少ない感じだ。
朝から事務作業や研究者の仕事、教育者の仕事をこなし、疲れた。

しかし、こんなときにもいいことはあるもんだ。
たまたま、昼休み生協に行って雑誌を何となく見ていると
写真の雑誌が目に入った。
「ニュートンの大発明、微分と積分」、これならわかるってきたもんだ!
数学関係かな?とおもってちょっと立ち読みしてみると
勇気と希望の光が射してきた。
物理学や科学を学ぶ学生にはきっと面白い。
思わず買ってしまった。2,300円(生協1割引)
初学者向けの力学を講義しているが、必ず最初に、
座標がなぜ必要か、微分積分がなぜ必要かを説明している私にとっては、
まさに、これこれこれ、この本を第1回講義の前に読んでおいてである。

鹿児島大学物理科学科の力学の講義は持っていないが、
このブログを見ていたら、ぜひこの本を読んでみて。
1年生にいいんじゃないかな?

K-Labはともに物質科学を研究する大学院生を募集しています。