中村歯科

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おなかの脂肪で歯茎再生…阪大グループが臨床へ

2012年05月09日 | Weblog
重い歯周病で失われた歯茎などを、患者自らの皮下脂肪から抽出した幹細胞を移植して再生する世界初の臨床研究を、大阪大歯学部付属病院(大阪府吹田市)の村上伸也教授らのグループが始める。

 動物実験では再生効果が確認されており、先月下旬、厚生労働省のヒト幹細胞に関する審査委員会に研究計画を提出した。認められれば年内にも実施し、安全性や有効性を確かめる。

 歯周病は成人の約8割がかかり、歯を失う最大の原因になっている。感染による炎症で、歯茎と、その下の歯槽骨やセメント質などの歯周組織が破壊され、口臭の原因にもなる。

 臨床研究は、中等症から重症の患者12人が対象。局所麻酔をした患者の腹部から皮下脂肪を30~10cc採り、歯周組織の元になる幹細胞を抽出する。3週間、培養した後、歯槽骨が欠けた部分に移植する。

(2012年5月5日12時35分U+A0 読売新聞)
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骨の減少抑え成長促進、たんぱく質を発見

2012年05月09日 | Weblog
読売新聞 4月23日(月)13時26分配信

 骨の減少を抑えると同時に成長させるたんぱく質を、東京医科歯科大学の高柳広教授らが初めて突き止めた。

 骨粗しょう症の治療や診断につながる成果として注目される。

 健康な骨は、骨を減らす破骨細胞と、骨を増やす骨芽細胞の働きでバランスが取れている。
骨粗しょう症は、何らかの原因で骨の減少量の方が多くなった状態。治療薬は、破骨細胞の働きを抑えるものが中心だが、
骨芽細胞の働きも損なわれる性質があるため、大きな効果は望めなかった。

 高柳教授らは、骨芽細胞が分泌するたんぱく質を分析し、破骨細胞の働きを抑え骨芽細胞の成長も促進する物質として、
セマフォリン3A(セマ3A)を見つけた。

 これを、正常なマウスに、体重1キロ・グラムあたり1ミリ・グラムの割合で週1回4週間にわたり静脈注射したところ、
骨の密度が1・5倍になった。骨芽細胞は3~4割増え、逆に破骨細胞数は約2割減った。
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