中村歯科

東京都中野区本町3-27-17
http://www.knndc.com/

冷たいものがしみる!知覚過敏の治し方

2019年08月20日 | Weblog
毎日暑い日が続くと冷たいものを食べたり飲んだりする機会が多くあると思います。
そんな時に冷たいものがキーンとしみることはありませんか?
これは知覚過敏の症状です。
せっかくならアイスをガリッとかじりたいですよね!!
今回は知覚過敏の仕組みと対策、治療法についてご紹介します。

まず全ての歯には、中に神経が通っていて、
「熱い」「冷たい」など感じた刺激を脳へと伝えています。
しかしさまざまな理由によって歯の表面がすり減ると、
刺激が過剰に伝えられるようになります。
ただの「冷たい」という刺激なのに、「痛い」「しみる」と脳は勘違いしてしまうのです。

では知覚過敏をどうやって治したらいいのでしょう?段階別に紹介していきます。
①知覚過敏対策の歯磨き剤を使う
まず一番手軽で歯を傷つけない方法です。
代表的なものがシュミテクトです。
この歯磨き剤は配合されている硝酸カリウムイオンが
歯のすり減った部分に密着してコーティングすることによって歯がしみるのを防ぎます。

②歯科医院でコーティング剤を塗る
中村歯科では歯のクリーニングの際にご希望の方にコーティング剤を塗っています。
料金は140~170円、効果は個人差がありますが、一か月ほど続くことが多いです。
定期的に塗っているうちに、塗らなくてもしみなくなったケースもあります。

③マウスピースを作る
知覚過敏は歯ぎしりが原因で起こることが多いので、
夜間にマウスピースをはめることによって症状の緩和が期待できます。
中村歯科で今作成しているマウスピースは薄く、柔らかいので
はめている時の違和感が少ないのが特徴です。
しかしマウスピースをはめていると歯が唾液にさらされなくなるので、
むし歯になりやすくなります。
はめる前に歯磨きを丁寧にすることが大事です。

④コンポジットレジンなどでつめる
歯のすり減った部分にコンポジットレジンという、
むし歯の治療にもよく使う、白いプラスチックの材料をつめます。
(違う材料を使うこともあります)
この治療は歯を削る場合があること、徐々に材料が変色すること、
歯と材料の境目に着色が入り込むことなどから中村歯科ではあまり行っていません。

⑤歯の神経を抜く
最終手段になりますが、どうしても知覚過敏がひどく
食事に支障が出る場合などは歯の神経を抜くことがあります。
当然歯はしみなくなりますが、神経を抜いたことによって歯はもろくなり喪失リスクが高まります。

したがって、知覚過敏の治療には段階によってさまざまありますが、
手軽で歯を傷つけない①②③の方法で治るのが理想です。

知覚過敏対策の歯磨き剤は2週間から1か月ほど継続使用すると効果が出ると言われています。
サンプルもありますので、歯科衛生士まで声をおかけください!

中村歯科
03-3376-8777
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9月の休診・診療時間変更日のお知らせ

2019年08月20日 | Weblog
9月の休診・診療時間変更日のお知らせです。

**9月の休診、診療時間変更日**
9/4(水)休診

夜の診療が以前より短くなっています。
日によって終了時間が違いますのでお電話にてご確認ください。

通常の診療時間は下記の通りです。

月水金 9:30~18:30
火木 9:30~17:30
土 9:00~12:00
昼休み 13:00~14:30


よろしくお願いいたします。

中村歯科
03-3376-8777
http://knndc.com/
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子どもの歯と大人の歯があるのはどうして?

2019年08月16日 | Weblog
子どもの歯と大人の歯があるのはどうして?

生まれて初めに生えてくる歯を乳歯、
そして6歳前後から12歳頃にかけて新たに生えてくる歯を永久歯といいます。
ではどうして乳歯から永久歯にかわっていく必要があるのでしょうか?

赤ちゃんは1歳頃になると母乳や人工乳だけでは栄養が不足します。
栄養価が高い固形食品を効率的にとるため、食物を噛み、細かく砕くための「歯」が必要になります。

しかし、硬い永久歯が完成するまでに5年以上の時間を費やすため、
まず乳歯が生えて成長期前半の栄養摂取が進められます。
乳歯は永久歯に比べて小さめで、エナメル質や象牙質の厚みが薄く、
成長変化に対応してすり減ることができる適度な硬さを持っています。

永久歯が完成する頃、顔や顎、さらには全身の成長に対応するために、
乳歯から永久歯への生え代わりが起こります。
時期は6歳前後から12歳頃にかけて、
乳歯から永久歯へと生え代わりが進み、さらに新たに奥歯が2本ずつ増えます。
(人によっては親知らずが生えるので、3本ずつの場合もあります)
これで大人の顎の大きさと筋肉の強さに適した永久歯の歯並びとかみ合わせが完成です。

ここでひとつ注意点があります。
乳歯がむし歯になっても、生え変わって永久歯になるから…と油断していませんか?
確かに生え変わりますが、
乳歯がひどいむし歯になると、その下の永久歯の成長に影響を与えることがあります。
また乳歯をむし歯が原因で早く抜くことになった場合、
周りの歯が傾き、その下の永久歯が生えるスペースがなくなってしまいます。(図参照)
歯と歯の間がむし歯になって穴があいた場合も左右の歯が寄ってくるので同じことが言えます。

乳歯、永久歯はそれぞれの時期の成長過程に必要なものです。
特に乳歯、生えたての永久歯はむし歯になりやすいのでしっかりケアをしましょう!

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