皆さん、こんにちは。新しいシリーズの始まりです。前回はモネの色彩と「Rose Library」シリーズをお届けしましたが、軽井沢レイクガーデンは11月7日終了、薔薇の花のストック分も無くなりました。そこで新しい企画「口語短歌と写真で綴る「世界文化紀行」を始めることにしました。紀行は風景・自然・動物・歴史等ジャンルは問わずそして日本・世界と幅広く綴って行きますのでご期待くださいませ。
口語短歌
「遥かなる サグラダファミリア 世界一 何を語るや 圧倒的存在」
サグラダ・ファミリアは、カタロニア・モダニズム建築の最も良く知られた作品例であり、カタロニアの建築家アントニ・ガウディの未完作品です。
バルセロナ市のシンボルであるこの建物は、綿密に構成された象徴詩的なシンボロジーと共に、パラボリックな(放物線状の)構造のアーチや、鐘楼に据えられた自然主義と抽象主義の混在する彫刻などで、大胆な建築様式を誇っています。
生前のガウディが実現できたのは地下聖堂と生誕のファサードなど、全体の4分の1未満ですが、これらは2005年に「アントニ・ガウディの作品群」を構成する物件としてユネスコの世界文化遺産に登録されました。
2010年11月7日にサグラダ・ファミリアを訪問した教皇ベネディクト16世がミサと聖別(聖堂に聖水を注ぐこと)を行ったことにより、サグラダ・ファミリアはバシリカ(建物様式の名称のひとつ)となりました。
教皇によるミサには司教ら6500人が参列し、800人の聖歌隊が参加しました。
9代目設計責任者のジョルディ・ファウリは、2013年にガウディの没後100年にあたる2026年に完成予定と発表しています。
口語短歌
「ガウディが 未来に託した 建築を 1世紀かけて 完成予定」
最初に大聖堂に入ると、自然光で美しく輝くステンドグラスの数々に目をうばわれます。
この聖堂内部は、ガウディが1922年に作成した設計図案に基づいて建設されており、自然界の森を表現しています。
確かにまるで森に木漏れ日が指すかの様な幻想的な世界が広がっています。
大聖堂内部の総面積は4,500㎡、中央身廊と左右に2つづつの側廊を持つ5廊式で構成され、教会の形状は、十字の中心がやや上方にある「ラテン十字型」の形状をしています。
ちなみに縦と横の長さが等しい形状の場合はギリシャ十字型と言います。
口語短歌
「ガウディ サグラダファミリア イエスの塔 塔に込められた 夢を実現」
「生誕の門」は、その一部を日本人彫刻家である外尾悦郎さんが手がけたことでもよく知られています。息をのむほど緻密で精巧な彫刻には、イエスの幼少期が描かれており、海と山に囲まれたバルセロナを表す海ガメと陸ガメの彫刻が施された門の柱にも注目です。
一方、キリストの死から復活までの物語を描いた「受難の門」も、「生誕の門」とあわせて見どころスポットのひとつです。
参考文献
URL「https://amazing-trip.xyz/t-blog/sagrada-inside/」
「2021年軽井沢レイクガーデンに咲いた薔薇たち」①
「マダムボヴァリー」2021年8月7日撮影
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