一般的な小型石臼の価格は1万円~2万円程度だと思いますが(ここで言う一般的とはネット上などで公開されている石臼)・・・・私達、石の職人にとってはちょっと理解しにくい値段であります。
「材料の石の値段」「使用するダイヤモンド工具の消耗費」「職人の加工賃」などが「製品」の価格に反映されて来るのが道理だと思いますが、1万円~3万円の中には私の石臼は入りきれません。
ひょっとしたら「職人の仕事」ではないのでは?
方法があるとすれば、人件費の安い海外に外注した場合には、そういった価格で販売する事が出来ると思います。
私が考えるには、外観は図面を送るとほぼ目標とする物に近く出来上がると思いますが、磨り合わせ面の溝の「深さ」「傾き」「角度」「幅」上臼と下臼の「中心部のクリアランス(スキマ)の直径・深さ」「材料投入穴が磨り合わせ面と接する部分の形状(のみ口)」など、など、図面では表しにくい重要な部分が多数あるため「海外への外注」は無理ではないか?
ただ単に、石臼の形をしていて「そこそこ挽けたらよい」といったレベルで、購入される方も充分その事を理解している場合はそれで良いと思うのですが、、、、、
私の場合は出来るだけ、本物に近づけようと珈琲豆のプロにも確認してもらい、自分でも毎日使い「改善」を重ねてきております。
何より、古来より伝え使われ続けてきた「石臼」(碾臼)の技術を途絶えさせたくない。
ここ4・50年でまったく使われなくなり、当時の職人さん達も高齢になり、この「石臼の技術」は何もしないでいると完全に絶滅してしまうと思い、縁あって石臼の研究をした者として「石臼の技術は残し、未来へ伝えていくべき」と思います。
以上のような気持ちがあるため、あくまで職人の手作りにこだわります。
結果として私の石臼は一般的なそれと比べると3倍の値段になってしまい、「高いのでは?」と言われる事が多いです。
2ヶ月前に私の珈琲臼を買ってもらった方に
「わざわざ来てもらったので、少し安くします」と言うと
その方は
「職人が値段を下げてはイカン」「職人の仕事と言うものは、安くしても、高くしてもイカン」と言われました
私の仕事を正当に評価してもらい、自信にもなりました。
「材料の石の値段」「使用するダイヤモンド工具の消耗費」「職人の加工賃」などが「製品」の価格に反映されて来るのが道理だと思いますが、1万円~3万円の中には私の石臼は入りきれません。
ひょっとしたら「職人の仕事」ではないのでは?
方法があるとすれば、人件費の安い海外に外注した場合には、そういった価格で販売する事が出来ると思います。
私が考えるには、外観は図面を送るとほぼ目標とする物に近く出来上がると思いますが、磨り合わせ面の溝の「深さ」「傾き」「角度」「幅」上臼と下臼の「中心部のクリアランス(スキマ)の直径・深さ」「材料投入穴が磨り合わせ面と接する部分の形状(のみ口)」など、など、図面では表しにくい重要な部分が多数あるため「海外への外注」は無理ではないか?
ただ単に、石臼の形をしていて「そこそこ挽けたらよい」といったレベルで、購入される方も充分その事を理解している場合はそれで良いと思うのですが、、、、、
私の場合は出来るだけ、本物に近づけようと珈琲豆のプロにも確認してもらい、自分でも毎日使い「改善」を重ねてきております。
何より、古来より伝え使われ続けてきた「石臼」(碾臼)の技術を途絶えさせたくない。
ここ4・50年でまったく使われなくなり、当時の職人さん達も高齢になり、この「石臼の技術」は何もしないでいると完全に絶滅してしまうと思い、縁あって石臼の研究をした者として「石臼の技術は残し、未来へ伝えていくべき」と思います。
以上のような気持ちがあるため、あくまで職人の手作りにこだわります。
結果として私の石臼は一般的なそれと比べると3倍の値段になってしまい、「高いのでは?」と言われる事が多いです。
2ヶ月前に私の珈琲臼を買ってもらった方に
「わざわざ来てもらったので、少し安くします」と言うと
その方は
「職人が値段を下げてはイカン」「職人の仕事と言うものは、安くしても、高くしてもイカン」と言われました
私の仕事を正当に評価してもらい、自信にもなりました。