エントリ『2014年の2月』(※)で紹介したIERのモットーを再掲する。
先日、大垣市立南中学校の生徒と称する人物から非公開希望コメントが届いた。
コメントの概要は公開してかまわないがコメント全文は非公開を希望する、との趣旨。
了解した。そのうえで非公開希望コメントの概要を記す。
昨年5月20日、大垣市の教育長は英語科と社会科の基礎学力が不振だった。
現在はどうか分からない。不振でないことを望む。だって教育長なんだし。
以上が概要である。ちなみに「不振」という言葉は非公開希望コメントに無かった。「不振」に相当する日本語がカタカナ二文字で書かれていた。具体的には、英単語makeの過去形を構成するアルファベット四文字を並べ替えて出来る一つをローマ字読みすれば日本語として通じる日本語が書かれていた。また、非公開希望コメントの文体は「ですます調」だった。
さて、昨年のエイプリールフールに撮影された報道写真、その秀逸な報道力に感服した人々は大垣市民を始め世界中に多いことと思う。写真の一部を掲示する。
秀逸な報道写真の全体は色反転かつ縮小モードで掲示しよう。
(オリジナルは※)
記事全体のうち無料部分が毎日新聞ウェブサイト(※)で読める。
▼その画像(ブラッシュアップ済)▼
この無料部分記事のエッセンスは3点、どれも主語は「日本の外務省は」だ。
1.「令和」の英語訳は「Beautiful Harmony=美しい調和」という趣旨だと伝えるよう在外公館に指示した。
2.国際的に影響力が大きい英BBC放送が「order and harmony」と表すと報道したことに対応した。
3.「令」について「Command=指令」を意味すると報じた欧米メディアがあったことにも対応した。
ここで、昨年5月20日(月)に開催されたIER運営委員会の会議録の部分画像を紹介する。
▼2019年5月20日開催IER運営委員会の会議録(※)から▼
上の画像の問題メチャあり部分もピックアップして紹介する。
▼ピックアップ▼
そして、タイムマシンで当時に行って「教育長の学力テスト」を試みよう。
∵「運営委員会会長=教育長」であると大垣市例規集(※)が記載している。
▼その画像(赤丸箇所に注目)▼
では、学力テストの問題を掲げる(解答は省略する)。
▼教育長の学力テスト:黄色マーカーで塗った箇所の間違いを正しなさい▼
世に広く知られているように、児童も生徒も、先生が間違うと喜ぶ。喜んで喜んで喜んだ結果、向学心に火が点いて、こう呟く。
「なんだ、偉そうにしている先生だって間違うんだ。よし、頑張ろう。間違ったってかまわない。間違いに気がついたら直せばいいんだ。うん、勉強しよう。頑張ろう」
こうして勉強に励む。
言い換えると、「先生は偉い、間違わない」と信じ込んでいたのは錯覚だったということを想いやり、「先生や偉い人だって間違う」という事実に感動して勉学に邁進できる。
IERのモットー、
というのはそういう意味でもあるだろう。
なお、去年、IER運営委員会が開催されたちょうど一週間後の月曜日に、日本の外務大臣政務官が国際会議で演説をした。英語の演説だった。日本語の仮訳もある。
以下2画像の黄色マーカー塗布箇所が少々不一致であることは勘弁ねがいたい。
▼英語(※)から▼
▼日本語仮訳(※)から▼
上に掲げた英語も日本語仮訳も外務省の公式ウェブサイト(※)で読める。
以上で、このエントリを終えたいのだが、大垣市教育長と称する人物から非公開希望のコメントが寄せられるかもしれない。寄せられたらどうしよう。まあそれはそれで、その時になってから考えることにする。