4年生道徳の教材に「バルバオの木」というのがあります。
内容は、樹齢何十万のバルバオという大木が飢えに苦しむ鳥やシカ、ゾウたちに実や葉 ,最後には自分自身の幹を投げ出し、動物たちの危機を救うという創作の話です。
バルバオの木が自分を投げ出してまで,動物たちを救ったところをどのように考えさせるかが、鍵🔑となるでしょう。
出典:www.flickr.com(@Paolo Crosetto)
生命の尊さを学ぶのですが、どのような授業をすると子供たちが考え、議論するのでしょうか。
若手の先生方に、どんな発問にするとよいのか、
考えてもらいました。
学期末で大変な時期に回答が返ってきました。よく考えたと思います。
ここで教員1年目の先生が考えた発言を紹介します!
(動物たちに実や葉、幹を食べさせた)バルバオの木はいのちを大切にしたと…
「言える」「言えない」「迷っている」
のいずれかを選んで、考え、議論させました。
この授業についてまとめた資料です。
発問を考えるセンスのよさを感じました。
何よりも嬉しかったのは、道徳授業の面白さや奥深さを感じるようになったというのです。
道徳授業は、軽く見られがちですが、実は難しい授業です。綺麗事や建前の授業にならないよう子供たちが「自分事」として本気で考える「仕掛け」が必要です。
若い先生方が、道徳の授業を頑張って作り、子供と楽しんで授業をしてもらえたら嬉しいです☺️
オスカー・ワイルドの「幸福の王子」のような物語ですね。アフリカの民話か伝承に取材したものでしょうか?道徳の教材に採用したのは、どう言った経緯からだったのでしょう?
バオバブと言えば、以前、地元自治体主催の異文化理解講座でアフリカの方(国籍は失念😅)が講師を担当された時、バオバオジュースの試飲をさせていただきました。ジュースと言っても甘くなく、それまで経験したことのない風味で、コップ一杯を飲み干すのに大変だったのを思い出します。他者の食文化を尊重する難しさを感じました。
私は過去に12年ほど美術鑑賞教育と言う側面から小中学生の情操教育に関わった経験がありますが、地域社会や家庭の教育力の不足分を補う形で、さまざまな手段を用いて子ども達の情操や道徳感を育むことはとても重要ですね。先生方の奮闘に期待します。
バルバオの木は、架空の木です。
モデルになった木が、バオバブの木のようです。この話は道徳の教材として作成されました。私は本物のバオバブの木を見たことがありませんでしたが、バオバブジュースを飲まれた経験のお話に興奮😅しました。飲み干すのが大変だったのですね。
幸福の王子も小学校3年の道徳の教科書に載っています。(幸せの王子)これは原作に基づいた内容です。
私も子供たちの道徳性を育むことは、大切だと考えます。先生方に伝えていきたいと思います。