2年生で道徳授業をしました。
教材は、「かくしたボール」です。
内容項目は規則の尊重で、みんなで使うものや場所は、どのようにすればよいのかを考えます。
教材の内容は、ボール蹴りがまだ上手くできない「ぼく」は休み時間に練習をする。今日のボールは空気の入り具合がよい「最高のボール」。このボールで昼休みも練習したいと思ったぼくは、
「ボールは、決められた場所に返しましょう」と書かれた字が見えたが、植え込みに隠す…という内容です。続きはありますが、ここまでを扱います。
黒板に掲示しながら、内容を確認した後、
ワークシートを配り、ぼくの行動について問い(発問)をします。
ここでの問いの工夫は「ぼく」の思いに寄り添うことです。子供はみんなのものは、決められた場所に返すことは、わかっています。ただ「このボール」で練習して上手なりたいと思う気持ちもわかった上で、どのように考えるかを引き出したいと思ました。
「気持ちがわかるのでよい」「・」「気持ちはわかるけどだめ」の3択にしました。
「・」は、どちらとも決められない子供への配慮です。
大半の子供は「気持ちはわかるけどだめ」を選択しました。
ぼくの気持ちはわかるけど、
みんなのものだから、ルールだから、困るから…と書いて発言しました。
さあ、ここからです!
本題は次なのです。
授業した学級は、一部の子供が大声を出す、ちょっかいを出すなどして活動が滞ってしまいます。
大半の子供が我慢しているので、なんとかしたいと思い、考えたのが今回の授業です。
「みんなのもの」を考えてから今度は、
「みんなの場所」である教室について考えました。
みんなが生活している教室の満足度を問い、理由を書いて発言しました。
日頃、不満のある子供が、授業なので堂々と発言しました。心なしかスッキリした表情に見えました。クラスで落ち着いた居心地のよい環境で生活したいと思っている子供にいつか自分の思いを言う機会をと思っていました。
ハッピーな気持ちで終わらせるために、
最後は、どのようになったらいいか、書いてもらいました。
子供たちの意見です。
しっかり書いていました‼︎
2年生がここまで書けることに感心します。
この授業の昼休みに、手紙をもらいました。
とっても嬉しかったです😭
子供の心に届いた授業になったようで、
本当によかったです❣️