先日、5年生に「見えた答案」の教材を使って授業実践をしました。
算数のテストの前日、花子のお母さんは熱を出したので、花子は妹と一緒に看病や食事の用意をしたため、テスト勉強ができなかった。当日テストが配られると不安になったが、いつもいい点を取っているからと言い聞かせて取り組むも最後の応用問題が解けない。焦る花子は、周りは終わっているか、顔を上げると、隣りのよし子の答案を見てしまった。すると解き方がわかり、式と答えを書く。
そして、花子さんの行動について問います。
最後に多様な考えを聴いたうえで、もう一度自分ならどうするか個人で考えます。
教材内容は、
算数のテストの前日、花子のお母さんは熱を出したので、花子は妹と一緒に看病や食事の用意をしたため、テスト勉強ができなかった。当日テストが配られると不安になったが、いつもいい点を取っているからと言い聞かせて取り組むも最後の応用問題が解けない。焦る花子は、周りは終わっているか、顔を上げると、隣りのよし子の答案を見てしまった。すると解き方がわかり、式と答えを書く。
ここまで話をした後、ワークシートを配ります。
そして、花子さんの行動について問います。
ここでの問いは、花子さんに対する同情や故意に答案を見たわけではないという意見が少しでも出てくれたらいいなぁ、あとは、どんな事情でも見て書いたのは不正であるが、大半だろうと予想していました。
すると予想通りでした。
続きの話をします。
テスト後、花子はずっともやもやしていた。
翌日、テストが返ってきた。花子のテストは100点💯だった。その答案を見ているうちに花子は、みじめな気持ちになった…
ここで中心発問です。
このようなことがあったら「明るい心で」生活するためにどうしたらよいのか考えます。その後グループで聴き合います。そして全体で共有します。
最後に多様な考えを聴いたうえで、もう一度自分ならどうするか個人で考えます。
他者の考えを聴くことで、視野が広がったことの実感や明るい心で生活するためにどんな行動を取るとよいのかを考えられた時間になったと思います。
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