このシリーズもいよいよ二桁に突入しました。
今回は近頃値上げが激しいコーヒーについて書きます。
皆さん、トルココーヒーはご存じですか。濾されてなくてなくて底だまりがあり甘い奴です。中東原産のコーヒーはおそらくあれが原型に近いものと思われます。今風のものになったのは、オスマントルコがウィーン包囲をした際にそういう飲み物があるということがオーストリア帝国に伝わってから、飲みやすいように洗練されていったおかげです。
よって今我々が普通に飲んでいるコーヒーの始まりはウィーンからとも言えます。ウインナーコーヒーという言葉を日本ではよく聞きますが、ソーセージではなくウィーンから来ているので、ウィーナーコーヒーと言うのがより正しいとは言えます。ただし、この呼び方も?でウィーンに行ってウィーナーコーヒーと言っても全く通じません。よそ者がウィーンでコーヒーを飲んだ時に生クリームが入っていたので、それをウィーナーコーヒーと呼んだのでしょう。
そのイメージに最も近いのが一般的に定番となっているアインシュペーナーでしょう。所謂ウィーナーコーヒーにはアインシュペーナーを筆頭に多くの種類があるので、どれを選ぶか迷うし、またその選択が楽しみでもあります。どれも本場だけあっておいしいと思います。欧州文化の粋を集めたウィーンに行ったらぜひ伝統あるカフェでコーヒーを堪能してください。
一般的に欧州大陸のコーヒーは美味しいですが、イギリスのコーヒーは不味いのはなぜなんでしょう、他の物もかの国ではまずいですが・・・