北海道旅行2日目は、静内の宿を出てから、新冠へ一旦逆戻り。
約8kmの直線道路を挟んだ左右に牧場が連なっているので、「サラブレッド銀座」と呼ばれる場所があります。
高台にある駐車場からは、放牧されている馬たちの姿を見る事ができて絶景。←天気がもっと良ければ…。
数ある牧場の中のひとつ、「優駿スタリオンステーション」に行ってきました。
10年前に来た時はこの場所は、「CBスタッド」として、ブライアンズタイムやマーベラスサンデーがいたのですが。
CBスタッドが倒産した事や、優駿SSの敷地の拡張など諸般の事情で、優駿SSが引っ越してきたのだそう。
が。優駿SSでは以前までなら、オグリキャップやマヤノトップガンなどが見学できたのですが。
今はなぜか完全に見学不可になってしまっていて。キングヘイローやカネヒキリなんかもいるのに…残念です。
現在では隣接の「優駿メモリアルパーク」で、オグリキャップの馬像や記念館が見学できるのみになっていました。
ファンの方たちの募金などで建立されたホワイトブロンズ製の像だそうです。
こちらはオグリキャップのお墓。りっぱです。
優駿SSを背負っている主要メンバー?の、キングヘイロー・オグリキャップ・マヤノトップガンの馬像。
次は、優駿SSからさらにサラブレッド銀座を奥に入って行った所にある、「ビッグレッドファーム」へ。
広大な敷地とキレイな設備。放牧場や厩舎を見て回るだけでも1~2kmぐらい歩いてるかも。
ビッグレッドさんは、放牧場にも厩舎にもそれぞれに名札がついていたのですが、
やっぱりこういう案内図があると、見学もしやすくて助かります。
ここで私たち夫婦にとって一番思い入れのある馬に会ってきました。
頭から草まみれになるほどがっついてたのか?(笑) 食事中だったマイネルラヴです。
私が亭主ドノにプロポーズされたのは12年前。京都競馬場でお昼を食べている時に、指輪を渡されました。
その日のメインレース、シルクロードステークスで勝ったのが、このマイネルラヴ。
プロポーズされた日に「ラヴ」が勝つなんて、なんか奇遇っていうかロマンチックっていうか~!!
そんな縁もあって、北海道に来るとラヴの元気な顔を見て帰るのが恒例になっています。
もう16歳やけど、青鹿毛がツヤツヤ黒光りしてるし。まだまだ元気そうでよかった。
他の馬たちがひたすらモグモグ食事中だった中、すんなり顔を出してくれていたのはアドマイヤマックス。
亭主ドノの大好きだったメジロブライトの半弟、メジロベイリー。
思わず「ちっちゃっ!」と声をあげてしまったのは、現役時代から変わらず小柄だったロサード。
420kgほどの小柄な馬体で、大きな馬たちの中で一生懸命走っていた姿が大好きでした。
タイムパラドックスはひたすら食事中。草の入ったこのカゴに顔を突っ込んでうまく取り…
対角のこの場所まで草をくわえてきて、こすりつけるようにガツガツ食べる事を何度も繰り返していました。
おかげで全然いい角度の画像が撮れんかったっつーの。
芝でもダートでもマイルでも中距離でも、マルチに強くてカッコよかったアグネスデジタル。
食後で寝ようとしてたのか、こんなおマヌケな顔しか撮れなくて申し訳なかったなぁ…。
オマケ。敷地内をウサギが2匹ほど、ピョンピョンと駆け回っていました。
ビッグレッドファームを出発。新冠を後にして、国道235号線をひたすら南東に走り、浦河へ。
牧場めぐりのラストは、「日高スタリオンステーション」に行ってきました。
今回はどこに行っても厩舎に入っている馬の姿しか見る事ができなかったので、
せめて最後は放牧されてのんびりと歩き回っている姿が撮れれば…と期待を込めていたのですが。
どうやら放牧は午前中に終わったみたいで、私たちが到着した午後は、みんな厩舎に入っていました。残念。
ビッグサンデー。食事も終わったようで、もうリラックスしまくりやし。
栗毛とハデな流星がかわいいので、撮影するのを楽しみにしていたヤエノムテキは、こんな姿しか撮れず…。
日高SSさんでまともに顔を見せてもらえたのは、スキャンただ1頭でした(泣)
今回の旅では牧場めぐりに2日間しか取れなかったうえ、各牧場は見学時間も限られているので、
ここは午前に行く、ここは午後でも大丈夫、という予定をしっかり立てておけばよかった…と後悔しました。
しかも我が愛するスペシャルウィークが暮らしている「社台スタリオンステーション」は、
ディープインパクトとトウカイテイオーをたったの5分だけしか見学できない状況になっていたので、
もう足を運ぶ時間すらなく…。スペシャルウィークが見学可能になってくれれば意地でも見に行くけどなぁ。
そんなわけで、前半2日間は馬たちを見て癒されてきました。
後半2日間は、過去に道南ばかりを旅してきた私たち夫婦にとっては未踏の地、帯広&旭川の道央エリアへ。