昨年9月にupした『紅一さんと2人だけの夜』の続編です。
up後に書き始めたのに、途中から話が続かなくなって完成させるのにほぼ10ヶ月かかりました。
なんだか続けられそうな気がするので紅一さんカテゴリーも作った。
昨年の9月ごろは吉恋本家に、紅一さんルートも出来るんじゃないかと期待してたのにね(ノ_-。)
本家で紅一さんルートがあるとしたら、譲二さんとは恋愛関係にならないまま、紅一さんと出会うんだろうなぁ。
でも、わがブログでは、ヒロインはしっかり譲二さんと恋人です^^;)
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すれ違い~その2
〈百花〉
紅一さんの車で、紅一さんの馴染みだという和食店に行った。
想像していたより高級そうな外観に少し気後れする。
そんな私を気遣ってくれたのか、紅一さんは個室をとってくれた。
百花「先日はありがとうございました」
3カ月ほど前、茶堂院グループの別荘で、紅一さんには色々とお世話になった。
紅一「いや、俺は大したことはしていないし…。それより、せっかくの休暇にあんなことになって、申し訳なかった」
嵐のために、紅一さんと2人だけで別荘で一夜を明かすことになったのだ。
その時、雷に怯えて抱きしめてもらったり、風で倒れた木が直撃した部屋からお姫様抱っこで助けてもらったり…。
震えが止まらない私をパジャマ姿のまま、抱きしめてもらったり……、今から考えると、かなり恥ずかしい姿ばかり見せてしまったかも…。
思い出して真っ赤になっている私に気づいているのか、いないのか、紅一さんの表情からは読み取れない。
百花「最後の日以外は休暇を楽しめましたし…、紅一さんに譲二さんの子供の頃の話をたくさん聞けてよかったです」
そのあとは譲二さんの話題で盛り上がった。
紅一さんは気難しくて、取っ付きにくい人かなと思っていたけど、別荘でも今日も普通に楽しく話ができてよかった。
もちろん、話題は譲二さんの話ばかりなんだけど。
紅一さんが譲二さんのことを大切に思い、頼りにしていることがよく分かる。
話し込んで遅くなったので、私のアパートまで送ってもらった。
今の職場は吉祥寺から遠いので、クロフネを出て一人でアパートを借りている。
だから、譲二さんとも毎日は会えないので少し寂しい。
その3へつづく