恋、ときどき晴れ

主に『吉祥寺恋色デイズ』の茶倉譲二の妄想小説

話数が多くなった小説は順次、インデックスにまとめてます。

ハルくんの独り言(本編最終話)子供時代の思い出~その2

2015-12-06 07:18:18 | 吉祥寺恋色デイズ 種村春樹

ハルくんルート本編をハルくん目線から妄想してみた。
o(〃^▽^〃)o

ハルくんの独り言(本編最終話)子供時代の思い出~その1へ


☆☆☆☆☆
種村春樹
身長:177cm 体重:60kg 血液型:A型 特技:勉強・空手 性格:明るいしっかりもの。 優しくて明るい爽やか少年。小さなころからしっかりもので泣いているとお花をくれた思い出がある。
4月25日生まれ

☆☆☆☆☆
ハルくんの独り言(本編最終話)子供時代の思い出
その2

探しても探しても、四つ葉のクローバーは見つからない。

俺はだんだん焦り始めた。


(これだけシロツメクサがあれば、一つくらいあると思ったのに…)


佐々木がポツリと言う。


百花「もしかして、見つからないってことは…もう、会えないのかな…」

春樹「そんなことないって!」


でも、俺が叫んでも佐々木はしょんぼりしたままだ。

何とかして佐々木を元気にしてあげたい。

緑のクローバーの間から、白い花がいくつも咲いている。


(たしか…、この花って編んでかんむりを作れたよな)


俺は今までクローバーの花を編んだことはなかったが、見よう見まねで編み始めた。

やってみると、何とかなりそうだ。


百花「何してるの?」


佐々木が不思議そうに尋ねる。


春樹「四つ葉のクローバーが見つからなくっても、佐々木に何かあげたくって。…うん、これでよし!」


俺がクローバーのかんむりをみせると佐々木は顔を輝かした。


百花「わあっ…花のかんむり! ハルくん、すごーい!」


初めてだから、あんまりうまく出来なかったけど…。

佐々木が喜んでくれてよかった。


俺は花のかんむりを佐々木の頭にそっとのせた。


可愛くてよく似合うと俺が褒めると、佐々木も嬉しそうに笑った。


百花「ふふっ…私、お姫さまみたい?」

春樹「うん、お姫さまみたい!」


俺は近所のお姉さんの花嫁姿を思い出した。

白い花のかんむりをかぶった佐々木は、あのお姉さんみたいだ。


春樹「あっ、でも、およめさんにも見える!」


佐々木はお姫さまになっても似合うけど、およめさんになってもきっとキレイだろうな。


その3へつづく

 



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。