2024年10月3日(木) 曇り時々晴れ 「道の駅深川」 4時00分 外気温 9.4度 車内気温 13.4度
道の駅深川4時起床、車中泊の車は5~6台、温度計を見ると外気温は10度を割り込み9.4度 一気に冷え込みました。でもまだ寝袋1枚で大丈夫です。いつものコーヒー&ホットサンドで朝食を摂りながら日課の天気予報を見ると、明後日は道北一帯が雨模様のようです。今日ここで探石すると次の枝幸の探石が雨で1~2日出来なくなります。ここ深川は北海道の真ん中付近なので後で再度来ることも出来ますが、道北の枝幸はそうもいかないので予定を急遽変更して、先に枝幸まで一気に行ってしまうことにします。今回の旅はどうも天気に左右されます。.
早朝の道の駅深川
急いで出発準備を整え5時45分道の駅深川を出発、朝焼けの国道12号を北に向かいます。通勤通学で道路が混雑する前に旭川の市街地を抜け、国道40号に進みます。
早朝の道の駅深川
昨年土砂降りの晩にお世話になった道の駅名寄で休憩です。
道の駅名寄
この先はスーパーが少なくなりますので名寄のマックスバリューで食材購入、まだ8時過ぎなんですがここは8時から営業しているのですごく助かります。
マックスバリュー
サロベツ2号
名寄美深道路でさらに北に進み、美深で右折して道道49号に入ります。
名寄美深道路
道道49号に入り直ぐのところにある宗谷本線の踏切を渡ったところで停車しこの先の目的地をナビに入力していた時、踏切からカンカンカンと警報音が、どうやら列車が来るようです。どちらから来るのかなとカメラを構えて待っていると、稚内方面からゴォーッという音が聞こえて来ます。4両編成の特急列車、運転席がブルーで車両部分はシルバーをベースに黄色と薄緑のアクセントが入ったカラーリング、恰好いいです。
サロベツ2号-1
もう随分と昔になりますが真冬にディーゼル特急「スーパー宗谷」に乗って稚内に行った記憶が蘇って来ます。でも後で調べてみるとスーパー宗谷は現在はなくなり宗谷本線の特急は「サロベツ(旭川⇔稚内)」と「宗谷(札幌⇔稚内)」に変わっていて、どうやらこの特急はそのうちのサロベツ2号旭川行きのようです。何せ一日3往復しかない特急列車の一つに偶然にも出会えてラッキーって感じです。この先いいことあるかもです。
サロベツ2号-2
トロッコ王国
この道道49号沿いには風光明媚な湿原があります。代表的なのは松山湿原、ピヤシリ湿原などでそのほかにも素敵な滝や沢がいくつかあるようです。でもこの辺りは羆の有数の生息地でもありますので行くには十分な装備と注意が必要のようです。松山湿原は以前にネットで見て行ってみたいなと思ったんですが、どうも一人では厳しい感じです。
道道49号
駐車スペースで休憩していると道路わきに線路が見えます。日本一の赤字ローカル線として有名になって昭和60年に廃止された美幸線の跡地を利用したトロッコ王国の線路のようです。眺めていたらいたらトロッコがやって来ました。
トロッコ王国-1
次から次へとやって来ます。なにか楽しそうでちょっぴり乗ってみようかなという思いがして来ます。
トロッコ王国-2
調べてみるとエンジン付きのトロッコは野原や川のある自然の中の往復10㎞のコースを時速15㎞で走り、料金は複数人乗る場合は大人一人1,600円、一人で乗る場合は1,800円だそうです。
トロッコ王国-3
ひつじ牧場
道道49号から道道120号に入ります。この辺りまで来ると人も車もほとんど見かけずこんな光景が右に左に拡がっていて、北海道に来たぁ~って感じです。
道道120号
牧草地に羊が、牛や馬の牧場はたくさん見ていますが羊の牧場は初めてかな? 道端からカメラを構えるとみんなこっちを見て警戒モードMax、ここでは私はどうやら侵入者のようです。
ひつじ牧場-1
でもほどなくして私は無視され羊は再びのんびりと草を食べ始めます。
ひつじ牧場-2
何かすご~いのんびりとしたのどかな光景に癒されているんですが、ひょっとしてこいつらジンギスカンの材料……、おっと折角の光景ですからそういうことは考えないようにしましょう。
ひつじ牧場-3
枝幸メノウ
そんなことがありましてオホーツクの丘陵地帯に到着、ずいぶん遠くまでやって来ました。そしてここから少しだけ枝幸の山間に入ります。
オホーツクの丘陵地帯
枝幸メノウのポイントに到着、いつもの駐車帯に車を停め探石の準備を整えます。今年も枝幸の「ど根性フキ」がアスファルトを突き破って元気です。
ど根性フキ-1
毎年のことなんですが、このフキのどこにアスファルトを突き破る生命力が宿っているのか不思議でたまりません。
ど根性フキ-2
早速川に、水量が少なくて探索には良い感じですが石が泥を被ってくすんでいます。ということはここしばらく増水がなく石が動いていないパターン、う~ん、この状況はち~と厳しいかもです。
枝幸の川-1
そんな状況なんですが、取り敢えずおまじないの爆竹を鳴らします。
爆竹-1
私もいろいろ羆対策は自分で調べたり地元の人に聞いたりしてるんですが、絶対という決め手はなくて取り敢えずいまのところ「破裂音」が羆にこちらを認知させる効果が大ということなんで、ヤバそうなところは川や沢に入る前におまじないでこれを鳴らすことにしています。
爆竹-2
羆の出没状況を記載している「ひぐまっぷ」というのがありまして、これが枝幸町の今年のヤツ、これを見るとあちこちで出没していてスゲー危ない感じです。市街地は人が多いですから必然的に目撃情報も多くなりますが、山間は人の目が少なくなりますので目撃情報が無くてもこの状況から判断するとかなりヤバイ感じです。さらに地元の人は羆慣れしていて目撃しても届け出ない人も少なくないそうなので、目撃情報の実数はもっと多いはずです。
ひぐまっぷ
とうことで爆竹のほかに鈴はもちろんICレコーダーで音楽を流したりして対策を取り、慎重に探石開始です。う~ん、これは石英の筋が入ってジャスパーっぽいですが、目的外ですので置石です。
ジャスパー
やはり予想通りありません、全く見つかりません、1個もありません、お手上げです。でもそんなはずはないと目を凝らして探索継続、やっと泥の中から1個発見です。オレンジ色というよりちょっと黄色っぽい感じ、でもまぁいいでしょう。
枝幸メノウ-1
ここでの狙いは昨年巡り合ったルビー色のぶどうの房のようなヤツ、何としてもお目に掛かりたいので怖いんですが恐る恐る上流を探索です。
川のやや上流
7~80mぐらいでしょうか川を遡って探索したんですが、欠片も見つかりません。そんな中葉っぱの陰で何かキラッと光りました。
枝幸メノウ-2
表面がやや濃いオレンジ色のメノウ、ルビー色ではありませんが今回はこれで良しとしましょう。羆が出没する時間帯は比較的朝晩が多く、今は昼前ぐらいの時間なんでまだまだ大丈夫だと思いますが、何事もないうちにそろそろ引き上げることにします。残念ながら2個しか採れませんでしたが、自然はなかなかこっちの思うように動いてくれませんのでまぁ仕方ありません。
枝幸メノウ-3
深川から200㎞以上走って来ましたので枝幸の町でガソリン補給、1L178円、北に来るほど値段が上がります、まぁこれも仕方ありません。北海道に来た時には夕方のタイミングでなるべくガソリンゲージの半分以上までのレベルのガソリンをキープすることにしています。というのも大きな町を除くとスタンドが少なく(道北は特に)朝早くから動き出す時など燃料が入ってないと、スタンド探しをしたりスタンドが開くまで待機するハメになってしまうからです。
ガソリンスタンド
そして今年もやって来ましたオホーツク海、相変わらず海岸にはシャケ釣りの竿が立ち並んでいます。
オホーツク海
クッチャロ湖
枝幸からさらに北に、こちらに来た時の常宿の道の駅はまとんべつに向かいます。この間は昨年レーダーパトがスピード取り締まりをやっていましたので慎重にドライブです。浜頓別には14時に到着、時間がありましたので久しぶりにクッチャロ湖に足を延ばします。
クッチャロ湖-1
日本の淡水魚の中で最大といわれる「イトウ」が棲むというクッチャロ湖、神秘的な雰囲気が漂っています。
クッチャロ湖-2
道路を挟んで湖岸と反対側にはクッチャロ湖湖畔キャンプ場が拡がっています。「クッチャロ湖湖畔キャンプ場」は超人気のキャンプ場で、トップシーズンは過ぎたようですが豪華なテントが張られています。この光景だけでも何か絵になりますねぇ。
クッチャロ湖湖畔キャンプ場-1
少し奥の方に行ってみます。実は今回は8年ぶりにお会いする方がいます。8年前に某宿でお会いして今回たまたま同じ時期に北海道に来ています。私は箱館その方は小樽に上陸、今連絡を取り合っていてどこかで会いましょうということになっています。でその会う場所の候補地の一つとしてここを下調べに来ました。
クッチャロ湖湖畔キャンプ場-2
おっとここいいですねぇ、この場所に車を停め車中泊、そしてその後ろでテント泊、いいかもです。
クッチャロ湖湖畔キャンプ場-3
キャンプ場の上にある「はまとんべつ温泉ウイング」、お風呂もあります。
はまとんべつ温泉ウイング
道の駅はまとんべつ
浜頓別市街地の方も散策、浜頓別町の市街地は整然と都市計画されてまして、浜頓別運動公園、浜頓別アメニティ公園などの公園、そして道の駅はまとんべつ、クッチャロ湖湖畔キャンプ場など公共施設、観光施設が充実しています。ここの駐車場にもキャンピングカーが何台か停まっています。
浜頓別の公園-1
公園にはトイレもありますので車中泊もOKって感じです。
浜頓別の公園-2
こっちの公園の駐車場にも車中泊らしき車が見えます。
浜頓別の公園-3
ぐるっと市街地を散策して街の中心地にある「道の駅はまとんべつ」に戻ります。
道の駅はまとんべつ-1
中心地とはいっても人はほとんど見かけません。
道の駅はまとんべつ-2
真っ赤に実った「ナナカマド」が風に揺れています。
道の駅はまとんべつ-3
今日はここでお世話になります。例によって駐車場の隅っこに車を停め、車中泊のスタンバイです。真っ赤に実ったナナカマドに見守られながら「道の駅はまとんべつ」の夜が静かに更けて行きました。
5日目 「道の駅ふかがわ」 ⇒「道の駅はまとんべつ」 263km 計 1,385㎞
北海道車中泊旅-1 いざ出発
北海道車中泊旅-2 青森FTで渡道スタンバイOK
北海道車中泊旅-3 函館FTから道の駅「厚田」まで移動
北海道車中泊旅-4望来メノウは空振り、深川へ移動