2024年10月18日(金)その2 曇り時々晴れ 道の駅なかさつない 6時00分 外気温 5.0度 車内気温 9.1度
12時、札内川ダムを後にして道の駅なかさつないに戻って来ました。ここでもう1泊と思っていたんですが、天気予報によると明日にかけて海岸沿いを中心に15m前後の強風が吹き荒れるとのこと、ルーフボックスを積んでいる私の車は風に弱いので内陸に移動することにします。その前に道の駅の反対側のマックスバリューで食材の購入、もちろん氷もゲットです。.
マックスバリュー
ここから内陸には幸いなことに無料の帯広広尾自動車道がありますので、これで帯広を通過して上士幌方面にワープです。上士幌到着13時、夕方までまだ時間がありましたので以前から訪れたかった「足寄工房」に行ってみることにします。工房の前の道路は何度も通っていて以前から気になっていたんですが、入るのは今回が初めてです。名前に「足寄」とありますが国道241号沿いで上士幌町に近い芽登地区にあります。
足寄工房-1
看板を目印に細い道を敷地内に入ったんですが、どこの建物か分かりません。適当に駐車スペースと思しきところに車を停め付近をウロウロ、どうやらこの建物のようです。近づくと人影が2~3人、「足寄工房さんですか?」と声をかけると、「はい」とのこと、ここで間違いないようです。でも様子がちょっと変、聞いてみると今まで入院していて今日退院したとのこと、無理かなと思ったんですが「見学に来たんですが?」と伝えると、気持ちよく「どうぞどうぞ」と招き入れてくれました。
足寄工房-2
玄関を入ると左手に十勝石の棚が、手作りの紙のプレートに「置戸銀」とあります。ワォッいきなり憧れの置戸銀、銀色、灰色、白色などの複雑なシラーが見て取れます。キレイでしかも大きいです。
置戸銀-1
右手の部屋に、ここがメインの展示室のようです。6畳ぐらいに狭いスペースなんですが中央とそれを取り巻く壁一面に十勝石がズラリと展示されています。これが探し求めている玲瓏石です。
玲瓏石-1
川原に落ちている時はどれも黒っぽく見えるんですが、こうして研磨してあるのを見ると一目瞭然です。この表面の微妙な色合いは何ともいい感じです。
玲瓏石-2
こっちの玲瓏石には「最高級」の表示があります。
玲瓏石-3
高級と最高級の違いがちょっと見私には分かりませんが、おそらく高級の玲瓏石の中から選りすぐられたスーパーなヤツなんだと思われます。
玲瓏石-4
大きな「置戸銀」の石が、銀色に少しブルーが入っているように見えます。
置戸銀-2
こっちには「紅十勝」が、プレートには白滝産とあります。先日見に行ったジオパークがあるところです。
紅十勝-1
これも紅十勝ですかね、かなり大きいです。
紅十勝-2
原石も展示されています。まだ角が立っていますので山で採取されt感じです。
紅十勝-3
キレイな赤の紅十勝、こんな輝きのヤツは見たことがありません。
紅十勝-4
こっちは渋い赤茶、模様がキレイ、お値段もなかなかです。
紅十勝-5
さらにその上が、非売品よほど思い入れの強い石のようです。
紅十勝-6
これは水中の玲瓏石、ブルーがキレイに浮かび出ています。
玲瓏石-5
高い石ばかりではなくリーズナブルな石も置いてあります。悪くないですね。
玲瓏石-6
店主には退院したばかりということでしたがいろいろと説明して頂き感謝です。いい石を見ると大変勉強になります。ヘルパーさんか身内の方と思われる2人の女性が付き添っていましたので長居してもと思い2~30分ほどで退去しました。家の周りには打ち捨てられた十勝石がうず高く積み上げられています。
(今振り返って思うと一番安い石でも買っておけば良かったかなと…。ただ私は「自分で採取」したものをコレクションするということをモットーとして探石をしていますので、この時石を購入してコレクションするというのは選択肢にはありませんでした。でもそこは石の代金と考えるのではなく石の研磨代と考えれば買えなくもなかったかなと反省、次回訪れるチャンスがあればそうしようと思います)
紅十勝-4
こんな小さな建物にお宝が詰まっていました。もっと早く立ち寄っておけば良かったです。いつかまた来ようと思います。(この建物のストーブの煙突が妙に記憶に残っています。)
十勝石
帰り道の国道241号を走っていると道路わきからガァガァというやかましい声が聞こえて来ます。
白鳥-1
何かなと思い道端に車を停め行ってみると、白鳥がたくさん、どうやら落ち穂を食べているようです。
白鳥-2
北海道ではこの時期が白鳥の飛来時期のようです。たぶんあと1~2か月すると私の住んでいる関東にも飛んでくるものと思われます。
白鳥-3
上士幌まで来ましたのでいつものふれあいプラザでお風呂に入ります。さて今夜のお宿は、道の駅ピア21しほろ、道の駅音更、道の駅かみしほろとどこにしようかなと考えたんですが、やはり安定の道の駅かみしほろです。
道の駅かみしほろ
少し遅くなってしまったんですが道の駅かみしほろのいつもの砂利の駐車場に車を停め、車中泊のセッティングをします。少し風が吹き出したようですが内陸とあってそれほどでもないです。そんな道の駅かみしほろの4泊目の夜が静かに更けて行きました。
道の駅なかさつない ⇒ 道の駅かみしほろ 169 km 計 3,608㎞
北海道車中泊旅-1 いざ出発
北海道車中泊旅-2 青森FTで渡道スタンバイOK
北海道車中泊旅-3 函館FTから道の駅「厚田」まで移動
北海道車中泊旅-4望来メノウは空振り、深川へ移動
北海道車中泊旅-5 トロッコ王国、ひつじ牧場、枝幸メノウ、クッチャロ湖、そして道の駅はまとんべつ
北海道車中泊旅-6 湧別川で十勝石探石、そして紋別海洋公園へ
北海道車中泊旅-7 クッチャロ湖キャンプ場、ヒグマ出没、そしてウスタイベの宴
北海道車中泊旅-8 ウスタイベ千畳岩の日の出、三度目の枝幸メノウ、そして再びの紋別海洋公園
北海道車中泊旅-9 紋別流氷公園、置戸銀には出会えず、そして道の駅さっつる
北海道車中泊旅-10 道の駅さっつるにSTAY、本日は休養日
北海道車中泊旅-11 羅臼岳、オッカバケ海岸、そしてしべつ「海の公園」キャンプ場
北海道車中泊旅-12 知床のジャスパー、羆の次に怖いヤツ、そして 呼人浦キャンプ場
北海道車中泊旅-13 念願の置戸銀、初めての道の駅遠軽森のオホーツク
北海道車中泊旅-14 「白滝ジオパーク交流センター」と「遠軽町埋蔵文化財センター」、そして再び道の駅深川へ
北海道車中泊旅-15 石狩川で神居古潭石に出会えるか?
北海道車中泊旅-16 神頼みをして再び古潭石探し、そして上士幌へ大移動
北海道車中泊旅-17 居辺川の十勝石探石、そして味の時計台へ
北海道車中泊旅-18 北海道石の煌めき、ヌプカの里の紅葉、そして三泊目の道の駅かみしほろ
北海道車中泊旅-19 今年度産エリモ小豆ゲット、そして道の駅なかさつないへ
北海道車中泊旅-20(1) 新札内の1本の木、丹頂鶴、ピョウタンの滝、札内川ダムの紅葉