くろちゃんは独り暮らしのおばあちゃんが施設にはいって三匹の猫が残されたうちの一匹です。
東京に住む娘さんと大阪に住む息子さんが一生懸命おばあちゃんと猫たちをなんとかしようと考えてペットシッターを1日おきくらいに頼み、おばあちゃんの家で猫たちだけで暮らせるようにしてくれました。
五年間シッターに通いました。
もうすでに三匹とも10才、15才超えの高齢でした。
最後にくろちゃんが亡くなったのは三年前です。癌で最後もう寝たきりでやせほそってそれでもすぐそばにつくってあげたトイレまではいずりながら行こうとするような子でしたね。毎日点滴しに通ったのが懐かしいです。
娘さんがやっとまとまった休みがとれて福井に帰ってきたときに
夜、それまで寝たきりだったのがきちんとすわってニャアと挨拶して次の日の朝娘さんが腕の中で見取りました。最後の挨拶の写真です。
この家のもうなくなったおじいちゃんはずっと行き場のないわんちゃんやねこちゃんをずっと保護してくれた方でした。
この家の歴代の動物たちはだれもけんかしなかったそうです。
おばあちゃんは施設行っても猫たちが心配でいつもどうしてる?と聞いていました。
そんなおうちの最後の子という自覚がくろちゃんにはあったのか
立派な挨拶だったね、と今でも娘さんと話しています。
くろちゃんはおじいちゃんが保護した時もすごいエピソードがあって避妊手術で病院にはいっていたときに病院が火事になり、他の子が助からなかった中、ただ一匹助かったラッキーくろちゃんでした。おじいちゃんが戦時中の重たい綿の毛布をくろちゃんのゲージにかけたために水をたっぷりすった毛布がくろちゃんを救ったのです。
この家の高齢の三匹、しろちゃん、もうちゃん、くろちゃんにはいろいろ教えられました。おじいちゃんはもう亡くなっていましたが、三匹はおじいちゃんとそこに暮らす猫たちという誇りみたいなものを持っていました。
例えば最初にシッターの打ち合わせに伺ったときにしろちゃんがキチンと座布団に座り、一人前の顔をして私とおばあちゃん、娘さんの話をきいていたこと。
もうちゃんとくろちゃんは仲はあまりよくなかったんだけど、しろちゃんが亡くなるとき、私の右と左に座り一緒に心配そうにしていたこと。
もうちゃんが亡くなったあと、仲がよくなかったけどくろちゃんはもうちゃんをさがしていたこと。
最後まで仲良くしなさいっていうおじいちゃんの言葉を守ってくれていたんですね。
そして最後の挨拶。
動物たちと人間のかかわりについて考えさせられます。
彼らは例えなくなっていたとしても最後まで飼い主である人間を信頼して感謝の思いまで持っています。その信頼に、人はここの家の方たちの様に答えないといけないと思います。
動物たちの信頼は純粋ですごいと思います。
時々私は動物たちの方が人間よりはるかに優れた生き物じゃないのか、と思います。
東京に住む娘さんと大阪に住む息子さんが一生懸命おばあちゃんと猫たちをなんとかしようと考えてペットシッターを1日おきくらいに頼み、おばあちゃんの家で猫たちだけで暮らせるようにしてくれました。
五年間シッターに通いました。
もうすでに三匹とも10才、15才超えの高齢でした。
最後にくろちゃんが亡くなったのは三年前です。癌で最後もう寝たきりでやせほそってそれでもすぐそばにつくってあげたトイレまではいずりながら行こうとするような子でしたね。毎日点滴しに通ったのが懐かしいです。
娘さんがやっとまとまった休みがとれて福井に帰ってきたときに
夜、それまで寝たきりだったのがきちんとすわってニャアと挨拶して次の日の朝娘さんが腕の中で見取りました。最後の挨拶の写真です。
この家のもうなくなったおじいちゃんはずっと行き場のないわんちゃんやねこちゃんをずっと保護してくれた方でした。
この家の歴代の動物たちはだれもけんかしなかったそうです。
おばあちゃんは施設行っても猫たちが心配でいつもどうしてる?と聞いていました。
そんなおうちの最後の子という自覚がくろちゃんにはあったのか
立派な挨拶だったね、と今でも娘さんと話しています。
くろちゃんはおじいちゃんが保護した時もすごいエピソードがあって避妊手術で病院にはいっていたときに病院が火事になり、他の子が助からなかった中、ただ一匹助かったラッキーくろちゃんでした。おじいちゃんが戦時中の重たい綿の毛布をくろちゃんのゲージにかけたために水をたっぷりすった毛布がくろちゃんを救ったのです。
この家の高齢の三匹、しろちゃん、もうちゃん、くろちゃんにはいろいろ教えられました。おじいちゃんはもう亡くなっていましたが、三匹はおじいちゃんとそこに暮らす猫たちという誇りみたいなものを持っていました。
例えば最初にシッターの打ち合わせに伺ったときにしろちゃんがキチンと座布団に座り、一人前の顔をして私とおばあちゃん、娘さんの話をきいていたこと。
もうちゃんとくろちゃんは仲はあまりよくなかったんだけど、しろちゃんが亡くなるとき、私の右と左に座り一緒に心配そうにしていたこと。
もうちゃんが亡くなったあと、仲がよくなかったけどくろちゃんはもうちゃんをさがしていたこと。
最後まで仲良くしなさいっていうおじいちゃんの言葉を守ってくれていたんですね。
そして最後の挨拶。
動物たちと人間のかかわりについて考えさせられます。
彼らは例えなくなっていたとしても最後まで飼い主である人間を信頼して感謝の思いまで持っています。その信頼に、人はここの家の方たちの様に答えないといけないと思います。
動物たちの信頼は純粋ですごいと思います。
時々私は動物たちの方が人間よりはるかに優れた生き物じゃないのか、と思います。