どうも、こんにちは。
京都の街中には、多くのお地蔵さんが立っています。
しかもその中には、個性的なお地蔵さんや、面白い歴史や由緒などを持つお地蔵さんも、結構あります。
京都の有名スポットのひとつである祇園・白川付近にも、そんな面白いお地蔵さんがいくつか見られます。
今回はそうしたお地蔵さんを、祇園・白川でも特に有名な不思議スポットでもある「辰巳大明神(たつみだいみょうじん)」と、梅雨時の白川の光景共に紹介していきたいと思います。
まずはいつものとおりアクセスから。
京都・東大路通り沿いにある京都市営バスの「知恩院前」停留所。
東大路通りを少し南へ行けば四条通りと交わる場所、あの有名な八坂神社の前に出ます。
ただ今回は、八坂神社にではなく、この停留所のある橋の上から、白川沿いを西へと進んでいきます。
この川沿いの道は「なすありの径(みち)」と言われます。
何故そう呼ばれるのかは、後述しますが。
この道沿いには多くの花が。特に梅雨時には様々な花が咲いています。
この「なすありの径」は、一年を通して梅雨時の光景が一番美しいというか、私のお気に入りですね。
いろんな花が咲いている上に、雨粒が花を際立たせていると思うからです。
この「なすありの径」の西の端、花見小路通りと交わる辺りです。
大木の下に、小さなお堂が立っています。
「なすありの径」と刻まれた石柱と共に、お地蔵さんのお堂が。
地蔵堂の前に立っている看板に、このお地蔵さんの由緒が描かれています。
これは「なすあり地蔵菩薩」と呼ばれるお地蔵さんです。
それはこの「なすありの径」に因んだからでもありますが、このお地蔵さんの由来からでもあります。
昭和29年(1954年)に水道工事が行われた時に、白川の川底から発見されたそうです。
このお地蔵さんは「こうして発見されるまで何百年も暗闇の中で堪え忍んでおられたのだ」と「なすあり地蔵」と命名されたそうです。
この地蔵と径(道)の「なすあり」のいうのは、かつて地元にあった「京都市立・有済小学校(きょうとしりつ・ゆうさいしょうがっこう)」の「有済(なすあり)」という中国の五経にも記されている言葉に基づきます。有済小学校の校歌にも「たえてしのべばなすあり(たえてしのべば必ずむくわれる、の意)」とあり、「なすあり」という言葉がこの道と、何百年もの間地下で堪え忍んだというお地蔵さんに与えられたのです。
そして今現在に至るまで、地元の方々に大切に祀られてきたのです。
街中の道端にある小さなお地蔵さんにも歴史あり、ですね。
ここから花見小路通りへ。
白川にかかるその名も「有済橋」を渡って、花見小路通りを南へ。
花見小路通りと、新橋通りとが交わる交差点。
ここから新橋通りを西へ。
ここから石畳の道が。
梅雨の花と石畳には、雨がよく似合うと思います。
白川に架かる橋のそばにも、小さな地蔵堂が。
これは「火除け地蔵」というお地蔵さんです。
この地蔵様は、その名の通り「火除け」のご利益があるというお地蔵様です。
地蔵菩薩本願経によると、地蔵菩薩の像を作り信心供養すれば、次の十の御利益(ごりやく)があるということです。
1、実り豊かな土地が得られる。
2、家が末永く安泰になる。
3、すでに亡くなった先祖が天に行ける。
4、生きている人は長生きできる。
5、願い事を実現できる。
6、水害や火事などの災いを防ぐ。
7、健康に恵まれ、老後も元気に過ごせる。
8、悪い夢を見なくなる。
9、常に神仏の加護を受ける。
10、仏道修行する為によい因縁に恵まれる。
このお地蔵さんは、そのうち「6」の「火除け(火災防止)」のために祀られていのでしょう。
そう言えば、シリーズ第139回でも「火除天満宮」という社をとりあげましたが。
昔から現在に至るまで、火災は我々の生活を脅かす脅威のひとつでしたから、その防止についても強い関心が払われたのでしょう。
それで、防火(火除け)のご利益があるという神仏も、数多く信仰されたものと思われます。
北白川に架かる橋を渡って、「巽橋」と「辰巳大明神」の辺りへ。
この辺りの光景をご存知の形も多いのではないでしょうか。
よく、京都を舞台にしたドラマにも出てきそうな場所のひとつでもありますね。
そして「辰巳大明神」の前へ。
さて、ここで本記事がそこそこの長さになりましたので。
この続きは、すみませんがシリーズ次回の後編へ。
それでは、また次回。
*辰巳大明神の周辺地図は、こちらをご覧ください。
*京都妖怪探訪まとめページ
http://moon.ap.teacup.com/komichi/html/kyoutoyokai.htm
最新の画像もっと見る
最近の「妖怪スポット」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
2008年
人気記事