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どうも、こんにちは。
いわゆる新型コロナウイルス。おそらくは歴史に残るであろう、世界的な感染拡大。
その影響は、日常生活から、政治や経済、現代の社会のあり方にまでも大きな影響を及ぼしました。
勿論、京都の観光地や霊場魔所なども、その影響を免れることは出来なかったようです。
先月にようやく緊急事態宣言も解除されましたが、その前後の京都と霊場魔所の様子を巡りました。
また、平安時代初期に蔓延した疫病を鎮める為に行われ、かの有名な祇園祭の原形ともなったという「祇園御霊会(ぎおんごりょうえ)」の聖地を、疫病退散祈願の意味も込めて巡ります。
コロナ危機の間、いわゆる「3密」の状況を避ける為、公共交通機関の使用を控えてバイクや徒歩のみで移動していました。
緊急事態宣言の解除後、久しぶりに京都市営バスに乗りましたが・・・。
ご覧の通りほとんど乗客も無く、ガラガラ。
もっとも路線にもよりますが。
なおこのバスは京都の東福寺や清水寺、八坂神社のある東大路通りを走るバスだったのですが、名だたる観光地を走るバスがこんな状態だったとは・・・。
常に多くの観光客などで賑わっていた、ついこの間までの光景から、えらい変わり様です。
まずは、祇園祭でも有名な八坂神社から。
四条通りの東端、東大路通りに面した西門周辺には、ちょうどつつじの花々が咲いていました。
確か緊急事態宣言解除直後の土曜日に訪れたのですが・・・。
ついこの間まで、コロナ危機前は、平日でも常に多くの人で賑わっていたのですが・・・ご覧の通り閑散としています。
周辺の地域もご覧の通り。
ほとんど人を見かけません。
ちなみに、緊急事態宣言中の時期にそっと訪れた時の西門前の光景がこちらです。
つまり緊急事態宣言解除直後の土曜日ですら、宣言中とほとんど変わらない、ということでしょうか?
八坂神社の境内へ。
コロナ危機前までは、境内には常に、平日でもいくつもの屋台が並んでいたのですが・・・このはひとつも無いし、それ以前に参拝者や観光客の姿すらほとんど見られません。
土曜日ですらこんな状態とは、わが国が誇る観光都市・京都も形無しだなあ、と寂しく、哀しくもなってきます。
境内社のひとつ「疫神社(蘇民将来社)」へ礼拝。
祇園祭の最終日、7月31日にはここで「疫神社祭(夏越祭)」が行われます。
この時入り口に掲げられている「茅の輪(ちのわ)」が。
祇園祭も、八坂神社もそもそもは、疫病を鎮める為に創られたものですが、ここ疫神社も疫病を鎮める為の社です。疫神社と疫神社祭、そしてこの茅の輪について詳細は、今回は省きます。詳細に興味ある方は、シリーズ過去記事(第50回や第682回など)をご覧ください。
本殿へ。
やはり境内にも、本殿前にもほとんど人は居ません。
実を言いますと私は、緊急事態宣言が解かれたら、多くの人が「待ってました」とばかりに、京都へと殺到していくだろうと思っていました。すぐには客足が回復しなくても、少しずつ増えていくのではないかとも考えていて、まさかここまで閑散としたままであったとは思いませんでした・・・。
緊急事態宣言より少し前の状況を書いたシリーズ第682回記事でも紹介しました、疫病退散の「茅の輪」もまだありました。
勿論、参拝も茅の輪くぐりもしていきます。
ところでしばらくの間続いてた境内社・大国主社の改修工事が終わっていました。
ここは縁結びの神様として有名で人気がありますが、万年彼女なしモテない男であり、もはや結婚や恋愛もする気も微塵も無い私にはあまり縁のない場所だな(苦笑)、とスルーしようとしたのですが、その前に面白いものを発見しました。
なんと、祭神・大国主命(おおくにぬしのみこと)と因幡(いなば)の白ウサギが、マスクをしています。
その像の下には「八坂神社 参拝の皆様 感染症予防のためマスクをしましょう」との注意書きが。
まあ、こういうご時世だからなあ、と思いました(笑)。
さて、疫病退散祈願をも込めた緊急事態宣言直後の京都霊場巡り、次回と次々回も、(疫病祈願の祇園祭の原形ともなった)祇園御霊会(ぎおんごりょうえ)の霊場を巡ります。
今回はここまで。
また次回。
*八坂神社への地図・アクセスはこちら。
*八坂神社のHP
http://www.yasaka-jinja.or.jp/
*『京都妖怪探訪』まとめページ
https://kyotoyokai.jp/
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