(記事中の写真はクリックで拡大します。プライバシー保護等の為、人の顔部分に修正を加えていることがあります)
どうも、こんにちは。
京都の古くからの霊場のひとつであり、数多くの伝説や伝承の遺る音羽山・清水寺。
清水寺には「観音菩薩の化身である竜が毎夜音羽の滝の水を飲みに来る」という伝承に基づいて。毎年5回(3月14・15日、4月3日、9月14日・15日)行われる祭事です。
竜を先頭とした一段が清水寺境内と門前町を練り歩きます。
実は過去にも訪れたことがあり、本シリーズでは第282回と第283回でとりあげたことがあります。
今年(2020年)9月にも訪れましたが、その時から気が付けばもう7年以上も経っていますし、また当時とは
(1)本堂及び本堂舞台の改修工事が続いている。
(2)世界的な新型コロナウィルスの流行が続いている。
という2つの大きな違いがあります。
五条坂から清水寺への坂道を上がっていきます。
少し人出は戻ったとは言え、コロナ禍以前と比べると、明らかに少ないなあ。
そんなことを考えながら、清水寺の入り口、仁王門へ。
修学旅行らしき一団を見た他は、人出はそこそこというところでしょうか。
おかげでゆっくり、落ち着いて散策することが出来ますが。
その一方で、平日でも多くの観光客や参拝者でごった返し、あっちこっちから外国語の会話も聞こえてきたコロナ禍以前が懐かしいような。
正直、少し複雑な気持ちになります。
本堂と本堂舞台の工事もまだ続いています。
前に訪れた時には工事中だった奥の院。
奥の院から眺めた本堂舞台。
本堂舞台の方を眺めていたら竜の姿がちらりと見えます。
大急ぎで本堂へ戻ります。
竜と一団が本堂舞台から奥の院へと移動しますが。
そう言えば奥の院は本堂舞台より狭いため、青龍会の儀式が行われている最中は奥の院には入れないというお話でした。
つまり今から奥の院に戻っても、肝心の儀式が見られない。
しかしここで、工事中の本堂舞台からならば(距離は離れていますが)儀式を見ることが出来る。
このことに気付いて、本堂から儀式の様子を観ることにしました。
奥の院へ一団が到着し、儀式が始まります。
伝承によればこの竜は、観音菩薩の化身ですので、舞台の四隅に立つ兵士姿の人物が「南無観世音菩薩(※観音菩薩に帰依します、の意)」と唱えると止まります。
以下、その様子の一部を撮影した動画です。
【動画】清水寺「青龍会」(2020年09月)①
【動画】清水寺「青龍会」(2020年09月)②
この後、竜と一団は「音羽の滝 → 西門・仁王門前 → 門前町 → 本堂(奥の院)舞台」と行くはずですが・・。
記事がそこそこの長さになりましたので、今回はここで一旦切ります。
今回はここまで。
この続きはシリーズ次回。
*清水寺へのアクセスはこちら。
*清水寺のHP
https://www.kiyomizudera.or.jp/
*『京都妖怪探訪』シリーズ
https://kyotoyokai.jp/