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どうも、こんにちは。
シリーズ外前回記事の続きで、日本のみならず世界各地で大人気の任天堂のゲームソフト、『あつまれどうぶつの森』(以下、『あつ森』と略)のプレイ記録です。
ゲームの内容を簡単に言えば、プレイヤーは無人島に移住し、様々な個性を持つ擬人化された動物キャラたちと生活しながら、島の中で施設や町や村を創っていく、というものです。
私はTRPGでTRPGでオリジナルのシナリオや町や村、ダンジョン、世界設定などを創るのが好きだったこともあって、このゲームでオリジナルの島や町や村、自宅などを創るのをとても楽しめました。
そのうちにふと、思いました。
『京都妖怪探訪』なるブログ記事シリーズを続けてきた者としては・・・今まで訪れ、紹介してきた京都の霊場魔所や心霊スポット、妖怪伝承地などを、この『あつ森』で表現してみたい。
100%忠実に再現するのは無理としても、それらをイメージしたものを『あつ森』世界の中で創ってみたい。
考えれば考えるほど、そうしたくてたまらなくなりました。
そこでいくつか創ってみました。
まずは「経ヶ岬(きょうがみさき)」。
「ある僧が経文や文殊菩薩真言の力で邪竜を封印した」という伝承が遺る、歴史ある灯台があることでも有名な京都最北端の岬です。
本シリーズでは、第383回と第384回とで紹介したことがあります。
実際の「経ヶ岬」と灯台の風景は以下に。
邪竜を封印したという経文は、『あつ森』のアイテムには無いようなので、地面に描いた魔方陣と、本、ろうそく、木魚で竜を封じた経文を表現したつもりですが、いかがでしょうか。
次は「将軍塚」。
桓武天皇が平安京を霊的・呪術的に守護する為、山の上に甲冑を装備した将軍・坂上田村麻呂(さかのうえたむらまろ)の像を埋めた塚を創ったというものです。
現在でも、心霊スポットとしても有名です。
本シリーズでは、第233回や第234回などで紹介しています。
以下も過去記事からの写真ですが、実際の様子はこんなんです。
大将軍の甲冑の代わりに、ゴールデンアーマー(黄金の鎧)を塚の中に祀ってみました。
比叡山の山中にひっそりとたたずむ魔所、「狩籠(かりごめ)の丘」も創ってみました。
伝教大師・最澄が、比叡山中に、石を三つ並べてその中央に魔物を封じたと伝えられている場所です。
現在でも、あの千日回峰行で行者がここを通る際には「法華経を唱えながら提灯のろうそくを石の横に立てる」という鎮魂の儀式が行われているとも言われています。
まだ記事には出来て無い場所ですが。
鳥辺野(とりべの)、などの平安京時代からの葬送地をイメージして創ったのがこちら。
かつては風葬、つまり野ざらしのような状態で葬られていたため、そこら中に人骨や腐乱死体なども転がっていたと伝えられていますが・・・。
シリーズ第572回などで紹介したことがありますが、現在でも広大な墓地が広がっています。
丹後半島の浦嶋神社をイメージして創ったのがこちら。
正式名称を「宇良(うら)神社」といい、あの浦島太郎を祀っているという神社です。
シリーズ第382回記事で紹介したことありますが、実際の光景は以下に。
京都の霊場魔所とか妖怪伝承地ではないですが、『遠野物語』に登場する「迷い家(まよいが)」をイメージしたものも創ってみたくなりました。
伝承では「訪れた者がここから何かを持ち出すと富がもたらされる」「ただし、無欲で心のきれいな者しか辿り着くことが出来ない」とか言われています。
この「迷い家」から食器を与えられた奥さんの家に富がもたらされたという伝承から、黄金の食器を創って置いてみました。
さて「選ばれた者、無欲で心のきれいな者しか辿り着くことが出来ない」というので、少しばかり入りにくいように創ったのですが・・・製作者の私の他に、訪れることが出来た者が居たようです。
最後に、神泉苑をイメージして創った庭園を紹介します。
平安京の時代から、竜穴、竜神、百鬼夜行、空海や小野小町の雨乞い祈祷など、多くの伝説が遺されている神秘の庭園です。
本シリーズでは、第233回記事や第616回記事などで紹介しています。
過去記事の写真ですが、実際の光景は以下の通り。
「放生池」や「法成橋」といったスポット、アヒルなどの水鳥が居る様子なども再現したつもりですが、100%完全には難しかったですね。
特に竜船は再現できませんでした。
ただ逆に、100%忠実に再現・表現できないからこそ、その分は自分の想像力の赴くままに好きに創らせてもらった部分も大きいです。
泉、水源を御神体として祀っているところなど、同じく竜穴があると言われている貴船奥宮などのイメージも混ぜています。
さて、今までこうして創ってきましたが・・・振り返ってみても「ちゃっちいなあ」という感想しか(苦笑)。
それでも自分は楽しんでやれましたし、うれしいことに、そうして創った島でも最高の評価を頂けましたし。
五つ星(最高の評価)を維持出来た印だというスズランの花も幾つも咲きましたし。
自分の島の中にさらにいろんなものを創ったり、表現してみたい気もしますし、まだまだ楽しめそうです。
今回はここまで。
また次回。
*任天堂『あつまれどうぶつの森』公式サイト
https://www.nintendo.co.jp/switch/acbaa/index.html
*『京都妖怪探訪』シリーズ
https://kyotoyokai.jp/
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