どうも、こんにちは。
前回に引き続きまして今回も、「千本ゑんま堂」に伝わる「千本えんま堂念仏狂言」をとりあげます。
今回と次回との2回にわたって、その中の『にせ地蔵』という演目の模様をお届けします。
何もかもがうまくいかない二人の男が、お地蔵様に化けて、お供え物をせしめようと企む話ですが……。
それでは、早速紹介します。
竹三郎(たけさぶろう)と梅三郎(うめさぶろう)という、いずれもうだつの上がらない、何もかもがうまくいかない二人の男が居ます。
今風に言えば、「負け組」というところでしょうか。
ここで竹三郎、「お地蔵様に化けてお供え物をせしめる」ということを思いつき、梅三郎を誘います。
お地蔵様の服を着せますが、後ろ前に。
お地蔵様のお面もつけますが、これも後ろ前に。
つまり、頭の後ろ側にお面を被せられます。
さらに錫杖と小道具を持たせて、それらしくします。
それらしくなりました。
面も服も後ろ前に着けているので、梅三郎は後ろ向きに立つことになりますが……。
竹三郎は、村人に「尊いお地蔵様が天から光臨されたぞ」と、村人にふれ回ります。
早速、お供え物を持った村人が参拝にやってきます。
まんまとお供え物をせしめてしまいました。
その後も竹三郎と梅三郎は、村人からお供え物をだまし取ろうと、お地蔵様に化け続けますが……。
記事がそこそこの長さになりましたので、今回はいったんここで切ります。
この続きは、また次回。
*千本ゑんま堂へのアクセス・周辺地図は、こちらをご覧ください。
*ゑんま堂狂言保存会のHP
http://www.geocities.jp/e_kyogen/
*千本ゑんま堂のHP
http://yenmado.blogspot.jp/
*京都妖怪探訪まとめページ
http://moon.ap.teacup.com/komichi/html/kyoutoyokai.htm
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