京都の闇に魅せられて(新館)

動物園で妖怪ナイト @ 京都妖怪探訪(798)

 

 

(記事中の写真はクリックで拡大します。プライバシー保護等の為、人の顔部分に修正を加えていることがあります)

 

 

 どうも、こんにちは。

 『モノノケ市』、『三井寺・妖怪ナイト』、『嵐電・妖怪電車』など、京都を中心に数々の妖怪イベントを開催してこられた、『百妖箱』の皆さん。

 今度は京都市動物園で「妖怪ナイト」を開催されるという情報を目にしましたので、是非ともと思い、行ってきました。

 京都市動物園は子供の頃、特に小学生までの頃、しょっちゅう楽しみにして通った場所でもあります。

 そんな場所で妖怪イベントとは、これは行かないわけにはいきません。

 

 

 

 

 京都市営地下鉄「蹴上(けあげ)」駅から歩いて5分ほどの京都市動物園の東門。

 

 

 

 ここは京都市動物園の神宮道に面した正門に対して、ここは裏口ともいうべき場所です。

 いつもなら夕方5時には閉まっているはずですが、夜間イベントをするだけあって、この時は空いています。

 

 

 

 

 入場券を買って中へ。

 

 

 

 

 謎解きイベントもあったようですが、先着順にもらえる景品は、私が訪れたイベント2日目には既になくなっていて。

 イベント1日目から盛況だったようですね。

 

 

 

 東門の部屋前にもこのようなパネルが。

 

 

 

 

 

 中には妖怪の人形が。

 

 

 

 アマビエと、ひとつ目小僧と、見越し入道か。

 今までの『百妖箱』イベントでも見た記憶があります。

 

 

 久しぶりに動物園に来たのですから、夜の動物園も観て回ります。

 アメリカバクに。

 

 

 

 

 象の宿舎も。

 

 

 

 

 いつもなら夕方5時に閉園ですが、イベントが行われる期間中は、夜でも開いているところもありました。

 その中の、熱帯動物コーナーも見ていきます。

 亀などは虫類がたくさん。

 

 

 

 

 

 

 

 亀が好きな私にはうれしかったですね。

 

 

 

 あとワニとか。

 

 

 

 

 蛇も。

 

 

 

 

 

 緑のヤツなんか、まるでこちらを正面から睨んでいるみたいでしたね。

 妖怪と同じか、それ以上にコワいかも・・・。

 

 

 コウモリなどの夜行性動物も。

 

 

 

 小学校や幼稚園の頃、蛇とか、コウモリとか、ファンタジーだったら悪役になるような生き物を喜んで見ていたという記憶が甦ってきました(笑)。

 そんな私は、周囲から見れば変な子供だったのだろうなあ、と。

 

 

 

 当日はあいにくの雨により、当初は動物園内の各所を妖怪さんたちが徘徊するイベントだったのが、屋内での開催に変更されました。

 

 

 

 

 それにしても「動物園」に「妖怪」だからか、小さい子供や家族連れの姿が多かったような。

 

 

 ひと組目の妖怪登場。

 

 

 

 

 

 ババア・・・いや、おばあさんコンビ。

 向かって左は、山姥(やまうば)だとわかったのですが。

 右は・・・とっさにわからんかったですが、舌長姥(したながうば)という、人間を長い舌で舐め回して食い殺してしまうという、会津地方の妖怪だそうです。

 うーん。いかん。

 これくらいわかなかったのでは、『京都妖怪探訪』シリーズを続けてきた妖怪マニアの名折れではないですか・・・。

 

 

 

 ふた組目。

 

 

 

 

 

 向かって左は、比叡山の伝承に出てくる妖怪「茄子婆(なすばああ)」。

 右は、河童の一種とも言われる妖怪「ひょうすべ」。

 茄子婆さんには2019年の『三井寺・妖怪ナイト』(※シリーズ第642回参照)の時などにもお目にかかりましたっけ。

 

 

 

 3組目。

 

 

 

 

 

 向かって左が「手の目」。

 向かって右が「けらけら女」。

 けらけら女さんにも、2019年の『三井寺・妖怪ナイト』(※シリーズ第642回参照)の時などにもお目にかかりましたので、すぐにわかりましたよ。

 どうも、お久しぶりです(笑)。

 手の目さんは・・・目のあるところから、手が生えています。

 おそらく百葉箱代表・河野隼也氏の作品でしょうが・・・私が馴染んできた、水木しげる先生(及びその元となった鳥山石燕『画図百鬼夜行』)で描かれている妖怪・手の目(下図画像、鳥取境港・水木しげるロードより)より、グロいし、コワいです・・・。

 

 

 


 4組目も不気味な顔の妖怪さんが。

 

 

 

 

 

 向かって左が「納戸婆(なんどばばあ)」。

 向かって右が「がごぜ」。

 納戸婆さんと、がごぜさんにも、2019年の『三井寺・妖怪ナイト』(※シリーズ第642回参照)や『嵐電・妖怪電車』(※シリーズ第647回参照)の時などにもお目にかかりましたので、すぐにわかりました。

 ただ、がごぜさん、お顔が青くなって以前お目にかかった時より、不気味さが増しているような・・・。

 ちなみに、妖怪がごぜの伝説が遺る奈良・元興寺を訪れた本シリーズ過去記事(※シリーズ第421回第422回)もあります。

 

 

 ラスト5組目。

 

 

 

 

 

 左は「青行燈(あおあんどん)」。

 右は「お歯黒べったり」。

 お歯黒べったりさんは、非常にわかりやすい特徴のあるお顔ですから、すぐにわかりましたよ。

 青行燈とは、百物語が終わったら現れるという妖怪でしたら、妖怪ナイトのラストにふさわしい妖怪さんです。

 

 

 ところで今回の妖怪ナイトで、私が妖怪さんたちと同じか、それ以上に注目した存在がありました。

 それが・・・今回このイベントに参加した妖怪好きの子供たちでした。

 今回表れた妖怪のうち、ひと組目の舌長姥(したながうば)以外は、ほぼ名前を言い当てていたような。

 この子ら、妖怪に対する知識だけでなく、愛着も持ち合わせている!

 もしかしたらこの子らの中から、水木しげる先生や荒俣宏先生、京極夏彦氏や小松和彦氏のような、日本の妖怪文化を担う才能が現れるかもしれない。

 ふと、そんな気もしてきました。

 ちなみに私も、小学生の頃は、あんなんだったかな。そして、妖怪文化を担う才能の一人になりたかった・・・けど結局、才能がなかったので、なれませんでしたけど。

 でも、この子らの中から、そんな才能が育ってくれたら・・・。

 

 

 

 最後は、今回参加の妖怪さんたちが勢揃い。

 

 

 

 


 今回はあいにくの雨の為、妖怪たちが夜の動物園を動き回るというのは見られず、限定的なものになりましたが。
 さらに残念ながら、その翌週末にあった3年ぶりの「一条百鬼夜行」は都合により参加できませんでしたが(※コロナ禍前、3年前の「一条百鬼夜行」については、シリーズ第655回記事を参照)。
 それでも久しぶりに童心に帰れたような、動物好きで妖怪好きの子供だった頃の思い出と楽しさを久々に思い出せたような、そんな楽しい妖怪ナイトとなりました。

 

 


 今回はここまで。
 また次回。

 

 

*京都市動物園へのアクセスと周辺地図はこちら

 

*京都市動物園のHP
https://www5.city.kyoto.jp/zoo/

 


*百妖箱のHP
http://www.kyotohyakki.com/

 


*『京都妖怪探訪』シリーズ
https://kyotoyokai.jp/

 

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岩上安身責任編集 ? IWJ Independent Web Journal

 

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