どうも。
オフの多忙などにより、なかなか記事が書けませんでした。
一週間ぶりの記事になってしまいましたが、とりあえずいきます。
清水寺の境内内の地主神社。
縁結びの神様としても有名です。
また、創建されたのが神代の昔だったという話もあります。
冒頭の画像は、地主神社の主祭神・大国主命と因幡(いなば)の白兎の像です。もちろん、地主神社の境内内にあるものです。
先日、清水寺の夜間拝観に行った時は、地主神社は閉まって入れませんでした。
今回、神社の開いている昼間に再訪してみました。
本来ならば、私のような「万年モテない男」にはあまり縁のない場所かもしれません(笑)。
しかしながら、ここは現在の清水寺の一側面と、そして古くからあった闇の部分が表れた場所でもあるからです。
是非とも、ここも「京都妖怪紀行シリーズ」に加えたいと思いました。
まずは、清水寺境内にある地主神社の入り口です。
入り口の脇に咲いていた花です。これはおまけ。
多くの参拝者で賑わっていますが、やはり若い女性やカップルが多いようです。
私みたいなむさくるしい野郎が一人で行くには、ちょっときついかな……(苦笑)。
いろんな神様がいます。
こうして見ると、現世利益追求の姿勢が強く出ています。
他の神社と同じように、境内で御守りも売っています。
結構、多種多様。よりどりみどり。
どれを買おうか、迷ってしまう人も多いのではないでしょうか。
結構……というより、かなり商売上手なのではないか、と思いました(笑)。
でもこの商業主義も、妖怪研究で有名な小松和彦氏もご指摘の通り、清水寺の一側面なのでしょう。
有名な「恋占いの石」です。
一方の石からもう一方の石へ、目を閉じたまま歩いて無事にたどり着くことができれば恋がかなう。誰かの助けを借りれば、人のアドバイスを受けて恋愛が成就する。
この伝承は有名ですが、近年の研究によればこの石は、縄文時代の遺物であることがわかっているそうです。
この神社が神代の昔からあったという話も、あながち嘘ではない?
地主神社の境内奥の方に祀られている、おかげ明神です。
どんな願い事でも、ひとつだけなら必ずかなうという一願成就の神様だそうです。
ん……?
解説立て札の下の方に、妙なイラストが。
外国人観光客の方向けの英文解説ですが、ここに書かれているのは「丑の刻参り」、つまり藁人形の呪い儀式のイラストです。
後ろにあるご神木は、「いのり杉」とか「のろい杉」とか言われ、藁人形を打ち付けるために使われたそうです。
で、後ろに回ってその杉を見ると……。
釘を打った痕がいくつも残っていました。
本当に「丑の刻参り」をやっていた人たちって、居たんですね……。
でも……。
この釘跡、そんなに古いものでも無いような気がするのですが。
本当に古い釘跡は、自然に塞がっているようですし、塞がりかけている釘跡も見られます。
まさか……ごく最近でも、「丑の刻参り」をした人たちが居るということでしょうか?
なお、一部の噂噂では、現在でも清水寺境内の木や柱で「丑の刻参り」をする人たちが居るそうです……。
おかげ明神のすぐ向かい側で、次のような場所を発見しました。
多くの人で賑わっている境内の中ででも、この場所だけはほとんど人がみられず。ひっそりとしているようです。
何やらあやしげです。
どんなものか、ちょっと近寄って確かめてみました。
これはまたあやしげな……。
説明書を読むと、一枚200円の紙製の人形に、願い事と名前と性別、年齢を書いて、息を吹きかけ、桶の水に沈めるとお願い事がかなうそうです。
「悩み解消」「悪縁切り」「病気回復」「厄よけ、災難よけ」などに効果があるとか……。
あまりにもあやしげなので……自分でもやってみることにしました(笑)。
「京都妖怪紀行」などというあやしい連載記事を書いている者としては、やらないわけには(笑)。
で、早速人形を買って、説明書のとおりにやってみました。
そして、水に沈めてみます。
すると、紙の人形の神の部分がずるりと剥けるようにして水底に沈み、文字の部分だけがしばらく水面に浮かんでいました。
この画像ではわかりにくいでしょうが、他にも前にやった人たちが書いたと思われる文字の一部が水面に浮かんでいました。
この人形がそういう特殊な造りになっているのかもしれませんが、これはちょっと怖い、おやしい。
現在も清水寺に残る闇の部分を堪能したような気になって、地主神社を後にしました。
最後は、境内に咲く珍しい地主桜の画像です。
八重と一重の花が同時に咲くという、日本でもここでしか見られないという珍種だそうです。
それでも、「万年モテない男」の私には、相変わらず良縁は授かりそうにないですなあ(苦笑)。
それでは、また。
今回はこれにて。
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