こもれびの日記

日々の暮らしをつづります。コモちゃんは夫です。コメントは管理人の判断で削除する場合があります。ご了承下さい。

川の向こうはアフガニスタン <タジキスタンとテルメズの遺産ツアー ①> 

2019-05-22 | 2019年2022年タジキスタン

4月26日、西遊旅行のツアー参加者15名は成田や関空から出発し、韓国ソウル仁川(インチョン)空港タシケント行きゲートで集合。

アシアナ航空でウズベキスタンの首都タシケントへ向かいました。

7時間20分の空の旅。ホテルはタシケントのLe Grand.

 

27日朝早く、国内便で1時間20分でウズベキスタン南部にあるテルメズに着く。テルメズ空港。アフガニスタンとの国境の町。

■現地ガイドと一緒にまずは博物館へ。

テルメズの位置。このアムダリア川の向こうはもうアフガニスタン。

考古学者の加藤九祚(きゅうぞう)博士がテルメズ郊外のカラ・テパ(丘の意味)で発掘した功績を讃えている。

紀元前2,3世紀のカンブル・テパの復元図。  その他2,3世紀の発掘品が展示されている。

 

■ストゥーバ(仏塔)を見に麦畑の中を行く。道がないのはこの先にあるズルマラ・ストゥーバは仏教で、イスラムの人は興味がないので行かないから。

高さは16m。紀元後2世紀。クシャン朝カニシカ王は仏教を保護した。

日干し煉瓦で建設され、かつては漆喰に覆われ周辺には石の菩薩像が配置されていたというが何も残ってない。

 

■移動はバス。

 

■4月28日、終日テルメズ観光。このモスクは3年前に死んだカリモフ大統領を祀るモスク。まだ建設中。

 

■オールド・テルメズの北西にあるカラ・テパへ。2世紀の仏教寺院跡。加藤博士が発掘した。

三つの丘に分かれている。南丘。

人工的に掘られた洞窟を利用した僧院。壁に漆喰を塗って壁画が描かれていたという。

西丘。

所々に花が咲いてた。

うっすらと壁画が見える。

アムダリヤ川が見える。その向こうはアフガニスタン。(トップの画像も) 遺跡は復原されたところもある。

北丘には大ストゥーバがあり、屋根が付けられている。ストゥーバの中に別のストゥーバが埋まっている。

ほとんどが復元。

 

■次に世界遺産に登録されているファズヤ・テパへ。

一番高い部分はドームに覆われている。

中に入ると本当の遺跡と対面できる。

1968年牧夫が砂に埋もれた石灰岩に彫られた小頭部を発見し、その時遺跡は全表面砂に埋もれていて一番高い部分だけ飛び出ていたという。復元。

 

■次の遺跡へ移動中、バスからトルクメニスタンへ向かう貨物列車を見る。30km位でトルクメニスタンなのだ。

 

■カンブル・テパ。紀元前2,3世紀に建設され紀元後2世紀に放棄された町。理由はアムダリヤ川が流れを変えて遠くなったため。

この穴は液体を入れた瓶。おそらくオリーブやワインを貯蔵して輸出していたのだろう。

砂に埋まった壺。

復元遺跡。

外壁の城壁には矢門があります。

 

<仏教が衰退し、支配者がイスラムに変わってもテルメズは重要な交易路、渡河点だったため町の中心は何度か移動しましたが長々歴史が続いてきた町でした。

そのテルメズの3大事件とは 1 アレキサンダー大王の到着、2 チンギスハンの襲来、3 ソ連の到着だったそうです。>西遊旅行添乗員 冶部香さんのレポートより。

 

テルメズ市内のホテルMeridianに連泊し、旅行3日目が終わる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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