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タイの沼は海ですか?

ITSAY 感想 ♯3ジレンマの行方

この作品は疲弊した状態で見て感想を書いてはいけませんね。
先週の自分を反省。

ITSAYはBLというよりも、痛みを伴う青春の物語……。非合理的で傷つきやすくて、だけど眩しいほどの生命力に溢れている頃の話。(私のような中高年にとっては、かなり頑張らないと思い出せないくらい昔の話だわw)

あの頃と今の自分の決定的な差は、自分自身をどれほど知っているかということ。
よく人は、相手の気持ちがわからないと嘆くけど、その前に自分のことさえよくわかってないことに気づいていない。
自分の生き辛さや、自分が何者であるかをじっくり考える間もなく、十代なんてものはぶっ飛んで過ぎて行ってしまう。

そんな事に気がつくのも、結構いい大人になってからだったりするのよね。
そうだった、そうだった……。
55歳のおばさんの視点で語ってはいけなかった。(陳謝)

この作品で描かれるのも、まだ自分というものが何者かわかってない男子二人の物語。

好きな人の隣に座るとか、その視線の意味を考えるとか、そんなことでドキドキして。
お互いの中の自分の価値を探り合って。

特にテーの方は女の子しか好きになったことがないから、自分の想いに困惑してる。

幼なじみだった相手だからね。
(これ、もしも離れた期間がなかったらどうなっていたんだろう?そのまま仲良し同士で成長していたら?恋愛対象になってたかな?)

オーエウもテーも好きな人がいて、その仲も進展しつつあったのに、どうしてもお互いに惹かれてしまう。ココナツの匂いが象徴的に使われていたけど、匂いというかフェロモンのせいかもしれないね。理屈じゃなく惹かれてしまうのは……。恋愛ってそういう動物的なところがある。だからこそ、人は馬鹿やったりしちゃう。そう、物語になるようなね。😉✨


おばさんとしては、天使のようなバスくんの寝顔を見ながら「この子の方がいいよ!」と全力で推してたんたけどw……。

ラストのオーエウを見て、この作品は、美しいけど時に残酷な青春物語なのだと察した次第。

次回も楽しみです。


ところで。
「勉強するか」っていう台詞が出るたびに「え、何の?」ってツッコんでたのは私だけ?😁





















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