■ ■■■■■ ■ 日刊 こならの森 ■ ■■■■■ ■

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東武佐野線沿線CITY-GUIDE 〔カテゴリーからお入り下さい〕

こならの森191号

2008-06-30 | 101号~200号
       ■こならの森191号■2004.3発行
表紙 「内陸砂丘 」
C・o・n・t・e・n・t・s

■こならの森4月号■


結婚しました。……………………4
青春レストラン……………………5
特集 内陸砂丘………………………6
JCジャーナル……………………14
風の独り言…………………………16
書評/絵本紹介……………………17
三鴨の窓辺から……………………18
各市文化会館情報…………………20
インフォメーション………………22
 [映画・CD・ビデオ・コンサートetc.]
 イベント情報/協賛店マップ

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【本文抜粋記事】

▽気候風土散策
 ちょっと珍しい
 「内陸砂丘」を訪ねる
 内陸砂丘という耳慣れない言葉を目にしたのは最近になってからだった。地理の授業でもいままでそんなことを習ったことはないように思う。
 平野部が少ない日本にとって内陸の砂丘は非常に珍しいものであるという。長良川や利根川流域などにしかその分布は無いという。特に、流域面積で日本一の利根川、そして広大な関東平野にはたくさんの砂丘が存在している。しかしながら、開発等で姿を消したものも多くあるという。
 日本で砂丘といえば鳥取砂丘が有名。それなりに「砂丘だ」と実感するが、サハラ砂漠と比べたらどうだろうか………今回は、そんな比率で考えていただけるとありがたい。
 内陸にも規模こそ違うが「砂丘」が存在する。確かにそう思うと、邑楽町から千代田町を抜けて、埼玉方面へいく時など、この先は海なのかな?とさえ思わせる、大ぶりの松林と丘が広がっている光景を目にしていた。
 鷲宮町にも同様なものがあり、「砂丘のまち鷲宮」とピーアールをしているくらいだ。存在が知られているものだけでもかなりの数になるという。興味のある方は、自然史博物館などを訪ねてみると面白い。
 邑楽町、千代田町、羽生市、大利根町、鷲宮町などは、暴れ川で有名な利根川がかつて流れていた地域だ。砂丘の分布をみていくと、利根川の河川改修の歴史や、遙か昔の流路の痕跡がわかる。そして、5万分の1くらいの地図をお持ちなら、利根川や旧利根川水系を中心に探してみると、「砂山」や、「古海」といった砂丘に関連するだろう地名が多く見つかる。

■志多見砂丘へ
向かってみた。
 羽生市の志多見砂丘は規模的にいっても、最大のもの。「さいたま川の博物館」のホームページによれば、埼玉県内の砂丘は羽生市から越谷市にかけてカ所あるという。丘の高さだけなら、大利根町にある原道砂丘(約メートル)の方が高いということだが、規模は志多見砂丘の方が大きい。長さ約2550メートル、最大幅250メートル、低地との差が約6メートル、砂丘列は5本あるということだ。
立て看板によると、自然環境保全地域に指定されている面積は約4・5ヘクタールあるという。
 少し前のこならの森で、砂丘の近くにある「むさしの村」を取材したときには思いもしなかったが、ここは「砂丘の中にある遊園地」なのだ。ただの平地林にとしか思っていなかったが、あらためて付近を散策すると、やはりここは「砂地の丘」だ。案内板などはないので、国道122号線と、125号線とが交わる下見交差点を目印にした方が良いだろう。国道125号線沿いの加須西中学校付近や、法務局の反対側に広がる松林を目印にあたりを散策してみると楽しい。これといった駐車場は見つからなかった。観光名所ではないから仕方がないが………。

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