〈このブログは、国を追われ仕方なく新たな国を作ったわたしが、新たに国王になったので、わが国家のニュースをわが国民に配信するためのブログである>
昨日、電車に乗りました。
結構帰宅途中の人たちで混んでいて、わたしはドア付近に立っていました。
そこに、いきなりドン兵衛を手に持ったお姉さんが現れ、わたしの前に立ちました。
(お湯入りだったらおもしろいな)
と思ったら、かばんから何か取り出そうとしている。
(箸だ。絶対箸を探してる。)
かばんから出てきたのはやはり、箸。
(ああ、やっぱり食べるんだ…。)
おもむろにふたを開けるお姉さん。 一部始終を見ているわたし。
ぺりぺりぺりー。
(!!できあがってる!!しかも、しかもサクサクおあげのってるー!!あ、でも湯気が立ってない…。もしや、水で作った?うわー切ない!!!)
水でふやかしただけのどん兵衛の味を想像し、一人切なくなるわたし。
(もしかして、雨水?!)
どんどん切なくなるわたしなど一切視界に入らないお姉さんは、サクサクお揚げを箸で食べ易いように分け始めた。
と、 同時に中からおそばと湯気が。
―あんなに、心があったかくなるドン兵衛の湯気ははじめてではないでしょうか。
いつしかわたしは、このお姉さんを応援するような気持ちになり、
電車が揺れたら、ぜひ支えてあげよう と、思ってしまうまでになりました。
しかし、…いや、幸いなことに電車は無事次の停車駅に到着し、お姉さんは降りてゆきました。
ドン兵衛を食べながら…。
ほっとした気持ちで見送るわたし。
電車が発車し、ふと、となりの、女子高生らしき女の子が熱心に読んでいる参考書に目がとまりました。
そこにはこう書かれていました。
「たこ飲む男を当てにする」
(!!!)
ご丁寧に、たこの足をまるで正月の餅早食い競争のように丸呑みする男の人の挿絵まで付いて。
どうやら、たのむ の意味の<当てにする>を覚えるための語呂合わせのようです。
…あまりにも、壮絶すぎて二度と忘れないでしょう。
今日の通勤も一人考えさせられる電車でした。
昨日、電車に乗りました。
結構帰宅途中の人たちで混んでいて、わたしはドア付近に立っていました。
そこに、いきなりドン兵衛を手に持ったお姉さんが現れ、わたしの前に立ちました。
(お湯入りだったらおもしろいな)
と思ったら、かばんから何か取り出そうとしている。
(箸だ。絶対箸を探してる。)
かばんから出てきたのはやはり、箸。
(ああ、やっぱり食べるんだ…。)
おもむろにふたを開けるお姉さん。 一部始終を見ているわたし。
ぺりぺりぺりー。
(!!できあがってる!!しかも、しかもサクサクおあげのってるー!!あ、でも湯気が立ってない…。もしや、水で作った?うわー切ない!!!)
水でふやかしただけのどん兵衛の味を想像し、一人切なくなるわたし。
(もしかして、雨水?!)
どんどん切なくなるわたしなど一切視界に入らないお姉さんは、サクサクお揚げを箸で食べ易いように分け始めた。
と、 同時に中からおそばと湯気が。
―あんなに、心があったかくなるドン兵衛の湯気ははじめてではないでしょうか。
いつしかわたしは、このお姉さんを応援するような気持ちになり、
電車が揺れたら、ぜひ支えてあげよう と、思ってしまうまでになりました。
しかし、…いや、幸いなことに電車は無事次の停車駅に到着し、お姉さんは降りてゆきました。
ドン兵衛を食べながら…。
ほっとした気持ちで見送るわたし。
電車が発車し、ふと、となりの、女子高生らしき女の子が熱心に読んでいる参考書に目がとまりました。
そこにはこう書かれていました。
「たこ飲む男を当てにする」
(!!!)
ご丁寧に、たこの足をまるで正月の餅早食い競争のように丸呑みする男の人の挿絵まで付いて。
どうやら、たのむ の意味の<当てにする>を覚えるための語呂合わせのようです。
…あまりにも、壮絶すぎて二度と忘れないでしょう。
今日の通勤も一人考えさせられる電車でした。