そういう時期なのかねぇ

アベノミクスで貯蓄から投資へ 運用商品、非富裕層にも浸透

 安倍晋三政権の経済政策「アベノミクス」で円安・株高が進み、金融機関が販売する資産運用商品が好調だ。購入者は富裕層だけでなく一般層にも浸透、投資信託の残高は2008年秋のリーマン・ショック直前の水準を回復。1500兆円超の個人資産が投資にシフトする動きが鮮明になっている。

 信託銀行、証券会社が注目するのは、顧客の資産運用を一括して引き受けるラップ口座だ。三井住友信託銀行は1日、ラップ口座と、がん・介護保険がセットになった「人生安心パッケージ」を発売した。

 契約は1口500万円。がんによる31日以上の入院、または要介護2以上の認定を受けると1口100万円の保険金を受け取れる。資産運用商品に保険を組み合わせるのは業界初という。
 同社によると、ラップ口座の原資に退職金を当てる顧客が年々増加している。退職時に保険契約が切れる顧客の需要を見込み、資産運用と健康の両面で安心を提供するのが狙いだ。契約件数は発売後約3週間で696件と好調に推移している。

 野村証券も、ラップ口座の残高が3月末で昨年11月末比約1.4倍に増え、過去最高だった07年の水準まで回復した。

 投資信託の販売も勢いが出てきた。三井住友銀行は1~3月の販売額が四半期ベースで過去最高となった。「明るいニュースが続き、投資マインドは上向いてきた」(投信業務グループの山口貴保グループ長)と手応えを感じている。

 イオン銀行も4月の新規口座開設数が前年同月比約6倍に急増した。月3000円から積み立てられる手軽さが受け、顧客の6割を占める30~50代主婦の関心を集めている。

 低金利が追い風となっているのが金銭信託だ。みずほ信託銀行がみずほ銀行と販売する「貯蓄の達人」の残高はこの半年で1800億円増え、3月末に1兆円を突破した。02年の発売後、一度も元本割れがない実績に加え予定配当率が0.22%以上と定期預金金利より高い。預貯金や満期になった定期預金を購入資金に充てる人が目立つ。

 投資信託協会によると、3月の資金流入額は1兆2725億円で約6年ぶりの高水準。資産残高は72兆円に膨らみリーマン・ショック直前の水準を回復した。

 SMBC日興証券の宮前耕也エコノミストは「円安・株高が今後も一本調子で続くか半信半疑の人はまだ多い。政府が成長戦略で具体的な実績を出すことがさらなる投資を呼び込む鍵になる」と指摘している。


いいのかこれ?

定期預金だと思った!とか問題になっていたけどな。
なんか、これって「食い逃げ」できた人だけが得をするって感じ。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


« 前ページ 次ページ »