詐欺は気が付くまで詐欺じゃないんですよ?
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パチスロ機を購入して貸し出すことで収益の一部を受け取る「レンタルオーナー契約」を巡り、大阪府内の70代の女性2人が、経営破綻した東京都港区のレンタル事業会社の元社長らから計約4200万円をだましとられたとして、詐欺容疑での告訴状を22日、大阪府警に提出した。弁護団によると、女性らは「元本が保証され、高配当が見込める」と勧誘されたという。
告訴状によると、2人は2012年12月~13年10月に別々に電話で勧誘を受けた。「年利回り4%」「2年で満期になり元本が戻る」と言われ、女性(76)は12~14年までに約3200万円、別の女性(78)は13~14年に約1000万円をそれぞれ出資した。
契約は、出資したオーナーから同社がパチスロ機を借りてパチンコ店に貸し出し、レンタル料として配当を支払う。満期後に購入額と同額で買い戻す仕組み。当初はレンタル料が振り込まれたが、16年1月から滞り、同社は翌2月に東京地裁に破産を申し立てた。
パチスロ機の貸出台数は11年2月の時点で月1000台に満たず、15年8月には月50台を割っていたとの破産管財人の報告もあるという。2人は「勧誘や出資の時点でレンタル事業は赤字が続き破綻しており、元本保証を確約できる状態ではなかった」と主張している。
同社の債権者約790人が届け出た債権額は計約50億円に上るという。
弁護団には他にも相談が寄せられており、代理人の斎藤英樹弁護士は「レンタル事業には実態がなく、オーナーから集めた金を回していただけ。明らかな詐欺行為だ」と批判している。
働きづめの1000万円、老後心配で
大阪府警に告訴状を出した女性(78)が毎日新聞の取材に応じた。女性は重度の障害がある長男(51)と2人暮らし。2015年12月に夫(当時81歳)を亡くし、直後にレンタル料の支払いも途絶え、二重のショックを受けた。働き者の夫と一緒にコツコツためてきた約1000万円を失い、「一日たりとも忘れることはない」と苦しい胸の内を語った。
自宅に勧誘を担当していたマネジメント会社の社員がやって来たのは13年10月。大手リース企業に関する新聞記事を見せながら、「この会社と取引がある」と説明した。女性はリース企業に出資する事業だと思い、契約。パチスロ機を貸し出す仕組みに不安を覚えたが、月ごとのレンタル料が振り込まれたため、信用して追加出資もしてしまった。
縫製業を営む夫を支え、3人の子どもを育てた。楽な生活ではなかった。外国製に押され廃業した後も、夫はパチンコ店の駐車場管理、清掃の仕事と働き続けた。空き缶を集めて数百円を渡してくれることもあった。夫はレンタルオーナー契約のことを知らないまま亡くなったという。
今でも夜中にふと目が覚めて眠れなくなることがあるといい、「年金も少なくて老後が心配だった。元本が戻るならいいと思った」と自分を責めた。女性の次女(54)は「両親は食べる物も着る物も節約して一生懸命働いて生きてきた。絶対に許せない」と話した。【戸上文恵】
相談、4年で300件…レンタルオーナー契約
国民生活センターはレンタルオーナー契約を巡るトラブルが相次いでいるとして注意を呼びかけている。
同センターは昨年9月、パチスロ機▽太陽光パネル▽コンテナ▽クレジットカードの決済端末機--の4業者について相談事例を公表した。
業者が突然経営破綻したり、連絡が取れなくなったりするのが特徴で、この4業者については2012~15年度で約300件の相談が寄せられ、数百万円単位で支払ったケースが多いという。
センターは「購入した商品や、事業が確認ができず、レンタル料が入ると言われても、配当が滞り、業者と連絡が取れなくなる場合もある。契約内容をよく確認してほしい」と話している。
レンタルオーナー契約を巡る国民生活センターへの主な相談事例 ※カッコ内の年月は相談年月
(1)「パチスロ機の購入とレンタルを同時に契約すれば、レンタル料などを振り込む」と説明され、1口40万円で契約。翌月は説明通りの額が振り込まれ、追加の出資もしたが「業者は破産した」との書面が届いた。(2016年3月、50代男性、大阪府)
(2)「太陽光パネル1枚11万円を1口負担すれば、年1万2000円の売電利益がある」と電話があった。220万円を支払ったが、「自然災害でパネルが全滅した」と連絡を受け、返金されない。(15年10月、80代女性、長崎県)
(3)「コンテナを購入してレンタルすればもうかる。元本分は必ず戻る」と言われ、計約600万円を支払った。初めは月約2万円が振り込まれたが、次第に途絶え、業者に電話してもつながらない。(14年7月、80代女性、兵庫県)
(4)知人から「クレジットカード決済端末機のオーナーになる投資をしないか」と勧誘され、計200万円を支払った。配当は3回だけ。その後業者の代理人から破産申し立ての通知書が届いた。(15年11月、70代女性、佐賀県)
世の中には色々な詐欺があります。
マンション投資や、マンション購入、戸建て住居の購入など・・・
果たしてそれは適正価格ですか?
「物が残ってるから詐欺じゃない!」
そうですか?ほんとにそうでしょうか?
だいじょうぶですか?
後悔しないでくださいね。
えぇ、後悔しないでくださいね。
知った時に悔しいですからね。
告訴状によると、2人は2012年12月~13年10月に別々に電話で勧誘を受けた。「年利回り4%」「2年で満期になり元本が戻る」と言われ、女性(76)は12~14年までに約3200万円、別の女性(78)は13~14年に約1000万円をそれぞれ出資した。
契約は、出資したオーナーから同社がパチスロ機を借りてパチンコ店に貸し出し、レンタル料として配当を支払う。満期後に購入額と同額で買い戻す仕組み。当初はレンタル料が振り込まれたが、16年1月から滞り、同社は翌2月に東京地裁に破産を申し立てた。
パチスロ機の貸出台数は11年2月の時点で月1000台に満たず、15年8月には月50台を割っていたとの破産管財人の報告もあるという。2人は「勧誘や出資の時点でレンタル事業は赤字が続き破綻しており、元本保証を確約できる状態ではなかった」と主張している。
同社の債権者約790人が届け出た債権額は計約50億円に上るという。
弁護団には他にも相談が寄せられており、代理人の斎藤英樹弁護士は「レンタル事業には実態がなく、オーナーから集めた金を回していただけ。明らかな詐欺行為だ」と批判している。
働きづめの1000万円、老後心配で
大阪府警に告訴状を出した女性(78)が毎日新聞の取材に応じた。女性は重度の障害がある長男(51)と2人暮らし。2015年12月に夫(当時81歳)を亡くし、直後にレンタル料の支払いも途絶え、二重のショックを受けた。働き者の夫と一緒にコツコツためてきた約1000万円を失い、「一日たりとも忘れることはない」と苦しい胸の内を語った。
自宅に勧誘を担当していたマネジメント会社の社員がやって来たのは13年10月。大手リース企業に関する新聞記事を見せながら、「この会社と取引がある」と説明した。女性はリース企業に出資する事業だと思い、契約。パチスロ機を貸し出す仕組みに不安を覚えたが、月ごとのレンタル料が振り込まれたため、信用して追加出資もしてしまった。
縫製業を営む夫を支え、3人の子どもを育てた。楽な生活ではなかった。外国製に押され廃業した後も、夫はパチンコ店の駐車場管理、清掃の仕事と働き続けた。空き缶を集めて数百円を渡してくれることもあった。夫はレンタルオーナー契約のことを知らないまま亡くなったという。
今でも夜中にふと目が覚めて眠れなくなることがあるといい、「年金も少なくて老後が心配だった。元本が戻るならいいと思った」と自分を責めた。女性の次女(54)は「両親は食べる物も着る物も節約して一生懸命働いて生きてきた。絶対に許せない」と話した。【戸上文恵】
相談、4年で300件…レンタルオーナー契約
国民生活センターはレンタルオーナー契約を巡るトラブルが相次いでいるとして注意を呼びかけている。
同センターは昨年9月、パチスロ機▽太陽光パネル▽コンテナ▽クレジットカードの決済端末機--の4業者について相談事例を公表した。
業者が突然経営破綻したり、連絡が取れなくなったりするのが特徴で、この4業者については2012~15年度で約300件の相談が寄せられ、数百万円単位で支払ったケースが多いという。
センターは「購入した商品や、事業が確認ができず、レンタル料が入ると言われても、配当が滞り、業者と連絡が取れなくなる場合もある。契約内容をよく確認してほしい」と話している。
レンタルオーナー契約を巡る国民生活センターへの主な相談事例 ※カッコ内の年月は相談年月
(1)「パチスロ機の購入とレンタルを同時に契約すれば、レンタル料などを振り込む」と説明され、1口40万円で契約。翌月は説明通りの額が振り込まれ、追加の出資もしたが「業者は破産した」との書面が届いた。(2016年3月、50代男性、大阪府)
(2)「太陽光パネル1枚11万円を1口負担すれば、年1万2000円の売電利益がある」と電話があった。220万円を支払ったが、「自然災害でパネルが全滅した」と連絡を受け、返金されない。(15年10月、80代女性、長崎県)
(3)「コンテナを購入してレンタルすればもうかる。元本分は必ず戻る」と言われ、計約600万円を支払った。初めは月約2万円が振り込まれたが、次第に途絶え、業者に電話してもつながらない。(14年7月、80代女性、兵庫県)
(4)知人から「クレジットカード決済端末機のオーナーになる投資をしないか」と勧誘され、計200万円を支払った。配当は3回だけ。その後業者の代理人から破産申し立ての通知書が届いた。(15年11月、70代女性、佐賀県)
世の中には色々な詐欺があります。
マンション投資や、マンション購入、戸建て住居の購入など・・・
果たしてそれは適正価格ですか?
「物が残ってるから詐欺じゃない!」
そうですか?ほんとにそうでしょうか?
だいじょうぶですか?
後悔しないでくださいね。
えぇ、後悔しないでくださいね。
知った時に悔しいですからね。
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