R介と記念写真。
今年の人形は60年以上山に係り元人形屋の目からしても
一番出来栄えの良か山やておいしゃん思います。
西山陽一人形師。
まだ山笠人形師になって9年目ばってんがその腕は
突出しとるておいしゃん思います。性格も良よかし。
置鮎人形師の元で松囃子の傘鉾人形師ばしよった時
おいしゃんがわが町に引っ張り込みましたったい。
ひょんなことから正式に大黒流の山笠人形師になりました。
ばってんが町内ではよその流れのごと「先生先生」やら言いません。
一介の若手メンバーやけん皿洗いからさせてます(^^♪
それが山ですけんね。
人形師ばよその流のごとちやほやしたらいけません。
山大工もおんなじです！
こげな山にしたいって言うて当番町が人形師・山大工に発注するとです。
人形師・山大工どちらもポリシーのありますばってんが
大黒流はあくまで当番町取締の差配で一切合切ば決めます。
鼻どり縄の長さ太さもすべて山大工が当番町取締の差配のもと決められます。
山大工が元取締やってでもです！
棒締めの際の棒の下のベニヤの枚数も棒の前後の入れだしも
山大工やのうて１２ケ町の取締の合議で決めます。
それが流のポリシーです。
現役取締それちゃんとわかっとるかいな？疑問です！
木槌でトントンたたいたっちゃ棒締めはできんとバイ！
〆るとき以外は縄たたいたらいけません、かえって緩みます！
今年初めて袖通した当番法被。
この法被、遠目に見たら東流の法被に見えますばってんが
近くで見たら三つの町（対馬小路（上・中）・妙楽寺・古門戸）ば
俵絞って結束ば高めるぼかしが入った意匠です。
縦縞は三つの町ば表した3本線です。旧友の大塚彰デザイナーの作品で、
彼はそれ以来40年近く古ノ一のメンバー。
（おいしゃんと同年やけん御年66歳櫛田入も経験、あたきが棒とってやったちゃけど・・）です。
当時バーボン一本で請け負わせ記念に法被プレゼントで「山に出やい！」で今に至ります。
大黒流で一番歴史が浅い法被ですばってんが今や流内でちゃ周知されて誇りある当番法被です！
山衣装の整理・・・・・
今年は孫三人が山出るけん元嫁（今も仲ようしとります）が
子供たちが子供の頃着とった衣装ば持ってきてくれました。
これは旧町の赤ちゃん法被と草鞋。
おいしゃんの化粧まわしもありますばってんがもうボロボロで
長男（K介）の時以来使うておりません。
法被、これはそのまま若に使えます。
これも旧町の当番法被ほどいて子供用に作った奴です。
これは姫の法被やばってんが祇園紋はそのまんま使えません。
だましだまし使うたこの法被の前立ての「古組」ば
ほどいて法被の袖に付け替えるごとあした弁天様にお願いすることにしました。
今年は孫守と息子の洗濯とで山楽しむことにします・・
思えば現役の時は我が子供たちと写真の一枚も撮ったことなかったですもん！
おいしゃんのポリシーで娘は一切に山出さんかったもんね。
12日15日は山留に行けばお父さんに会えるて言うて
年頃の娘が浴衣着て見に来たことも・・・・・
取締りやめた時、普通の手拭になった時、娘が
「どこにおるかわからんごとなったね」って
赤やら赤白の手拭目当てにおいしゃんばさがしよっとね(>_<)
さて今年は憧れとった孫守の山です。
楽しゅうなからな山や無か！
規制がいろいろあってちゃ山は楽しまないかん！
始まったらすぐ終わるっちゃけどね・・・・・
そういえば山明けて一斉に鳴きだす蝉の声・・・
梅雨明けしたて言うとにまだ聞きません。
蝉も「まだまだ・・」って忖度しとるとかいなね～～
チャンチャン
