千鳥足こと博多のおいしゃんの独り言

山が動き出す前に・・

1ヶ月半続いた咳がだいぶ治まる気配です。
楽になってきました。
今日は「長文注意」ですヴぁい!

それとはまったく関係無かばってん
先日FaceBookでモテ度診断かなんかあってしちゃりましょうて思うたら・・・



50歳までしか選択肢の無かやない
馬鹿にしとう。

このお話はこれだけ・・・・

去る3日の日は朝から土居流の八文字掛けやった。
今年最後の八文字掛け。
悲しいヒヨカタ、よその流ばっかり作りよります・・



他の三流は飾り山公開するけん先に各流に出て行っとうけん
作業場も広々なっとります。



この日は棟梁自ら台中に入っての作業です。
我が流でもあるけんですね。
風邪と腰痛で目いっぱいばってん頑張ってます。
この日短パンでの作業やったけんズボン忘れんかな?て心配しよったら
案の定財布込みこの日忘れて博多さぃ戻ってきとりました。

棟梁やけん当たり前ばってん師匠の縄留と鼻取りは天下逸品ですもんね。
特に鼻取りは作業が早かです!その模様はこちら
おいしゃんこの辺まだまだです。



さてこれはなんに使うものでしょう?



立派に掛け終わりました。



横束と台脚、理想的な傾斜具合ですね。
これは右肩胡瓜側やけん右側が見送りになります。
山台は最初からこげな風に後ろ側に傾いて作られとります。
山がつっかけた時前さい傾くとば考慮してです。
ばってんあんまり傾斜しすぎたら台の歪んで栞の入らんごとなるけん注意です。

お昼ご飯食べて一輪車の上で休憩です。
すっぽりハマって良か休憩椅子になります。
美山山大工は台の上、師匠は専用チェアで寝てます。
おいしゃんたちヒヨカタは自分で休憩場所探します。
作業ズボンもだいぶ尻のあたり破けてしまいました。
手弁当での作業、師匠に作業ズボン代請求しょうかいな?





午後からは引き上げ縄作りと杉壁作り・・・・・





夕刻、無事土居流当番町中土居さんに運ばれました。

こちら我が大黒流に立ち寄ったら早速、奥園取締が「八文字見て下さい!」
「ビンビンにしっかり張りましたから」て自慢げに言いよりました。
奥園取締、一番山で若干30代の取締、気合いの入っとります。

大黒流は当番町の役員若手で八文字掛けます。
棒〆は12カ町の取締と当番町若手です。

確かによう張って掛けとりました。ちょっと張り過ぎやないか?て言うぐらい。
棒〆も立派にでけとりました。
久我山大工も「八文字組」出身です。

人形も翌日の御神入前に飾ってあります。
人形師の宗田君、初めての「大黒様」です。

良ぉ~でけとります



久我山大工まだお仕事続けられよりました。



これは見送り側、この写真じゃあわかりにっかばってんが
ネズミが鉄砲持っとります。
今度良ぉ~とみてつかわさい。

これは大黒様がスサノオに殺されかけた時ネズミが助けたていう言われから
前回の「すの一一番山」でもネズミは登場しとります。



大黒様が担いだ袋にはなんが入っとうか知っとりますか?
あれは宝袋じゃのうて、実は兄さんたちの旅の道具ば持たされとうとです。
皆で隣町のスセリヒメば落とそうと兄達が出て行くとの道具持ちです。
ところが末っ子でいじめられっ子の大黒様は兄たちの羨望の君、スセリヒメば射止めてしまい
兄たちに何べんもも殺されろうとします。

因幡の白ウサギ知っとりまっしょう?
あのウサギ最初兄ちゃん達に海水付けたら治るて騙されて「往生島倉千代子」やったと
「そこで一発張本勲」や無かばってん後から遅れてきた大黒様が「なんの園まり」
ガマの穂で治療してやたとですバイ。そやけん大黒様は薬の神様でもあります。

もともとインドではマハーカーラ(大いなる黒)て言い戦争の神様の面も持ちますと。
血肉を喰らう神で、この神を祀れば加護して戦いに勝つといいます。
※ウイキペディアより・・

ばってん日本に入って来てからは柔和な神様の面が強いですね。
七福神にも入っとります。
七福神の中でただ一人日本だけで登場する神様が「恵比須様」です。
もともと夷て言う字ば用い北方の野蛮人ば指す意味ですばってん
日本人はこれば柔和な大漁の神様に作り上げました。

大黒流と恵比須流の名の由来にも関係するとばってんが
これは以前にも書いたけん本日は割愛します。

大黒様は実際に何べんもスサノオやら兄達に殺されてヨミノクニまで行っとります
ばってんが何べんも困難ば乗り越え大国主神の称号ば与えられたとです。
そのヨミノクニで知り合うた姫やら実は大黒様はいっぱい女性がおったとです。



あらっここにも大黒さんが・・・・・
ホテルオークラのロビーに降臨されとります。
雨ふりやけん傘持参されてます。

やの~て・・・・・

手いっぽんの大将が昔修行した料亭「仲柳」にあった絵
オークラに展示されとうけんてケン坊の帰りに見に行ったとです。





「す」の浅葱の法被やけん洲崎流てわかるとばってんが法被が「す」だけ
どうも解せません。



東流の飾り山ば手掛ける人形師「室井聖太郎」さんの人形も展示されとりました。



そろそろ山が始まります。

ばってんが今夜は寂しくこれで夕食・・・・・



最近、料理作りの意欲がわかんで「往生島倉千代子」です。

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