息子がリッピングしてDVDにしとったけん昨晩楽しみました。

ボクサーとして華やかな戦歴ば持つジム・ブラドック(ラッセル・クロウ)
全盛期ば過ぎ、ライセンスまで剥奪されてしまう。
そのため日雇いの仕事ばしながら妻や子供たちと
暮らしとりましたばってん、時は世界大恐慌の時代
生活は貧しく、食べ物を買うことさえもやっとで
家の電気も止められてしまいます。
仕方なく親戚に預けられた子供たち。
「絶対離れて暮らすことはさせない」て
息子と約束しとったジムは・・
以前のボクシングジムば訪ねて涙ば流しながら
恵みば乞います。
その金で家に電気ば引いてもらい
子どもたちとの暮らしば取り戻します。
ばってん依然家庭は火の車・・・
そんなある日ボクシングの試合で選手の穴が空き
1日限りの試合ということでリングに復帰
負けて当然の「あて馬」のはずやったとが
なんと勝ってしまいます。
日雇いで鍛えられた左腕のパンチが
功を奏したとです。
往年の全盛期ばしるファン、貧民街で暮らすファンも
大喜びします。
ファイトマネーで借金ば返すことができます。
彼の以前と違う強さに気づいた元マネージャーが
選手として復帰できる道筋ば考えます。
自分の家の家具ば売り払い彼に渡して
トレーニングば進めます。

ジムは記者会見で「そのファイトはどこから?」て聞かれ
「ミルク」て答えます。
子どもたちにミルクば水で薄めて飲ませ
ひもじか思いばさせてきた父親の意地です。
パンチば受けて朦朧とするとき・・
子どもたちのことが目に浮かび「にやっと」笑って
相手に向かいます。
打たれても打たれても向っていく
この映画はボクシング映画やばってん
「家族愛」がテーマの映画
大恐慌時代に実際に存在したボクサーのお話です。
ボクシング映画の王道「ロッキー」より
絶対面白く、格闘技に興味がないごりょんさんたちも
ぜえったい涙もんのお勧め映画です。
ボクシングの試合のシーンでもオーバーアクションは無く
本当の試合のごと忠実にシーンば作ってあります。
ロッキーのごと「そげん打たれたら死ぬやろうもん」てな
試合や無かですもんねえ
今までリングで二人ば殺した戦歴のチャンピオンに対し
「2ラウンドで殺される」ていう前評判。
ジム・ブラドックはとうとうこの世界タイトルマッチで
勝ってしまいチャンピオンにのぼり詰めます。
のちにそのチャンピオンから
「ジムは尊敬に値するボクサーだ」て言われたそうな。
その後「ジムブラドック」はファイトマネーで家ば建て
第二次世界大戦に従軍したばってん生き残り
家族とともに幸せな余生ば送ったそうですタイ。
久々にやきもき、スカッとする映画ば見ましたやね

この映画と別に
シンデレラマン 伝説のチャンピオン ジム・ブラドックて言う
本物の選手のDVDも売りよります