見果てぬ夢

様々な土地をゆっくりと歩き、そこに暮らす人たちに出会い、風景の中に立てば、何か見えてくるものがあるかもしれない。

持て余した「うおの目」の始末

2007-01-31 23:22:31 | 生き方・生活
歩行時に、足の裏に棘を刺したような鋭い痛みが走るようになった。インターネットで調べると「うおの目」…らしい。

「うおの目」は、「水虫」の親戚みたいで、好ましくないイメージ。人に言うのも何となく恥ずかしい。
が、痛みは日増しに鋭くなるばかり。繰り返し圧迫を受けた皮膚が角質化して異常に増殖し、皮下組織に向かってクサビ状に育ったのが「うおの目」、とHPの説明にあった。
確かに、中指の下の膨らみの一部が異常に硬くなり、押されるとチクッと痛い。ここ数年、「繰り返し圧迫する」ハイヒール生活が続いている。

とりあえず、薬局で「うおの目」治療薬を購入。角質を軟化させる薬剤を患部に貼り付け、数日後にピンセットで軟化した患部を取り除くというもの。至極簡単だ。
が、早速、処方箋通りに試したものの、ピンセットで取り除く状態にならない。白くぷよぷよに変化した皮膚が不気味だ。

結局、自己治療を諦め、週末に皮膚科を訪ねることにした。診療開始時刻と同時に行ったのだが、渡された順番は36番。「待ち時間ですか?2時間くらいはかかると思います」と受付の女性。待合室には、子どもが大勢待っていた。皮膚科がこれほど盛況とは知らなかった。

一度医院を出、買い物やランチを済ませて2時間半後に戻ると順番になった。
診察室では、優しい風貌のドクターが「どれ、ちょっと見ましょう」と笑顔で応じ、すぐに「確かに、うおの目ですね。ハイヒールの生活を止めない限り、再発しますね」と笑顔で言った。
「じゃあ、取りましょう。はい、そこにうつ伏せになって」ドクターは、メスを取り出した。麻酔準備の気配はない。
「あのぉ、痛くないですか」臆病な私。
ドクターは笑いながら「痛かったら言って下さい」。

恐る恐るベッドに伏せると、しばらくこりこりと微かな音。チクリとして身体が緊張したとたん「はい、終わりましたよ」。さすが、プロ。当たり前のようだが、自己治療に挫折したので、改めてドクターの偉大さを実感した。足を触ると、硬かったしこりがすっきり無くなってややくぼみができていた。バンソコウを貼ることもなくそのまま終了。

足を床につけると数ヶ月の痛みがうそのように無くなっていた。
病んだときには、プロに見ていただくのが一番。肩凝りの次に学ぶ事実だった。


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1 コメント

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Unknown ()
2007-02-01 13:11:05
初めて知りました。
魚の目も生活習慣病ということですね。下駄や草履の生活は体にも優しいということでしょうか。せめて休日は和風に過ごすのも悪くないかも。
それにしてもいいお医者さんのめぐりあうと嬉しいものですね。
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