見果てぬ夢

様々な土地をゆっくりと歩き、そこに暮らす人たちに出会い、風景の中に立てば、何か見えてくるものがあるかもしれない。

選曲

2010-04-20 00:53:07 | 生き方・生活
速達が届いた。
クッション材の入った封筒を開けると、CDとペーパーが1枚ずつ入っていた。
『JAPANESE SONGS NO.2』

日本のポップス全16曲。
選曲、コピー編集してくれたのは小学校時代の同級生。

『BEST SONGS』と手書きで書かれたオムニバス・アルバムが最初に届いたのが2004年。
マイケル・フランクスの「淑女の想い」からアバの「Thank You For The Music」まで全16曲。
自分の好きな曲を何年かかけて編集した、と添えられていた彼のメモ書きにあった。

その後、『BEST SONGS NO.2』『JAPANESE SONGS』『My Classics』と、突然思い出したように届いた。
今回でコレクションが5枚になる。

最初からCDの編集意図を語る手紙は何も添えられてなかったが、数年前の3枚目に、曲の紹介が綴られたペーパーが一枚付いていた。
今回は、さらに選者としての気持ちが伝わる紹介となっていた。

○元気です
同期に吉田拓郎のファンがいて、良くこの曲を聴いていました。大変良い曲で、特に4番の歌詞は会社に30年以上勤めた私にとっては、涙腺がゆるむほど感動する歌詞となっています。



選者の好みだけでなく、その人の人生の一片を選曲が語りはじめることがある。
そしてまた、聴く者を回顧に誘うという意味で、同級生というのは時に無意識に甘い存在になることがある。

そういえば、昨年届いた初めてのクラシックバージョンには、ヴィヴィルディの『四季』の中野、三季だけ録音されていた。
私の大好きな「夏」だけがなかった。どうして?
この疑問を彼に投げかけようと思っていて忘れていたことを思い出した。
何か深い理由があるに違いない。


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