見果てぬ夢

様々な土地をゆっくりと歩き、そこに暮らす人たちに出会い、風景の中に立てば、何か見えてくるものがあるかもしれない。

手紙

2006-07-05 22:11:09 | 生き方・生活
他の自治体で同じ仕事に就いていた大先輩から、直筆の手紙をいただきました。

この3月で退任されて、悠々自適の生活に入ったという先輩は、手漉き紙風の便箋に、暖かく含蓄あるメッセージを綴ってくださいました。

「私人としての○○(私の苗字)にますます磨きをかけられることを…」と。

「追伸」として添えられた最後の便箋は、しばらくバッグの中に忍ばせて持ち歩こうと思います。

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追伸
今日から、漱石全集に再挑戦です。
ご存知『草枕』の冒頭を思い出してください。

「山路を登りながら考えた。
 智に働けば角が立つ。情に掉させば流される。意地を通せば窮屈だ。
 兎角に人の世は住みにくい。
 住みにくさが高じると、安い所へ引っ越したくなる。
 どこへ越しても住みにくいと悟った時、
 詩が生れて 画が出来る。」

では、再会を楽しみに。
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「どこへ越しても住みにくいと悟った時」

世界を歩きながら、気に入った土地があったら、しばらく暮らしてみようと考えていますが、どこへ行っても、自分の価値観はそう変わらないのかもしれません。



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