見果てぬ夢

様々な土地をゆっくりと歩き、そこに暮らす人たちに出会い、風景の中に立てば、何か見えてくるものがあるかもしれない。

「裁判員やりたくない」8割の国民

2007-02-03 23:08:34 | 政治・社会
2009年までに実施される予定の裁判員制度。
内閣府の「裁判員制度に関する特別世論調査」で、裁判員制度の参加に消極的な国民が約80%とマスコミが報じた。

新聞記事を題材にコメントする報道番組で、「お上任せの日本人の特性がよく出た結果」とコメンテータのジャーナリストが言い切った。

理由の上位は、「判決を下す責任の重さや、適正な判断ができるか不安を感じている」から。
(1)自分たちの判決で被告人の運命が決まるため責任を重く感じる
(2)冷静に判断できるか自身がない
(3)裁判の仕組みがわからない
(4)被告人や関係者の逆恨みによる身の安全性

裁判官一人に審判を委ねる現行制度の危うさを、映画「それでもボクはやってない」に観たこともあり、これまで以上にこの制度には注目している。

「でも、陪審員制度や参審制を取り入れている欧米諸国の国民は、司法に参加することが国民の当然の責務と受け止めている。日本人はお任せ民主主義を脱し得ない」と先のコメンテータ。

確かに、あれもこれも擬似民主主義と思われる事象が続き、自分の受けてきた学校教育にも疑心暗鬼になりそうで危うい。

「人の生死にかかる運命の決定に責任をもつ役割に関わりたくない。それは当たり前の心情。危険なことに近づかないのは、地球上で共通する一般的な生物本能だ。日本人だって、自らの手で万全と民主主義国家を形成している」と、誰か自信をもって主張してくれないだろうか。


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