korosukeの散歩日記

一度閉店したのですが、
時折、風を通すのに写真を投稿してます。

幡多弁講座<その他>

2016年06月24日 | 方言(幡多弁)

幡多弁講座<その他>

 

なば

 茸の類を総称して言いますが、通じない地域も有ります。

 

にぎり玉の数当て遊び

 数人が手の中に、びい玉ヲ隠し持っておいて、それを、

自分の隠し持っているものとたして数を当てる遊びです。

『びい玉』は、『びん玉』と言います。

 

にっきタンマ タイム

 待って欲しい時や、ゲームを中断する時に使います。


おじゃみお手玉

 運動会などで、玉入れをしたり、鈴わりをする時の『お手玉』です。


首っちょ山で鳥を取る仕掛け

 作り方は、ばねになる竹や木枝などを、地面や、斜面にさします。

野鳥の好きな木の実などを置いておきます。

野鳥がその餌を直接取らないように、枝などで囲いをして、入り口だけを開けておきます。

入り口から入って仕掛けに触るとばねが反応して、野鳥の首を挟むようになっています。(ギロチンの様に首を挟みます)

首がちぎれるほどの威力が有るので、首がちょんぎれる首っちょ

 

こばん虫かご 鳥かご

 昆虫や野鳥を入れる『かご』のことです。

竹や木で作った四角い鳥かごを言います。

時効ですが、昔、メジロを捕まえて良く飼ってました。

 

うえうなぎをとる仕掛け

『うい』とも言います。

うなぎが入るくらいの木や竹製の長方形の箱に、入り口にかえり(ベンノようなもの)をつけて、

うなぎが入ると出られないような仕かけを作ったものでした。


ぷっしゅん手製の水中銃

 泳いでいる魚を突きさす道具です。

適当なサイズの竹に、ばね(ゴム)と引き綱、それに、とばすための金の棒をつけて、手元のレバーを引いて、その金の棒を飛ばして突きます。

手作りの水中銃ですね。

『金突き』

竹の先に三つ又の矢じりを付け魚を突く銛の事を言います。

(ゴムを付ける事も有ります。)


がんめん水中めがね

 水に潜る時に使う水中眼鏡の事です。

水中眼鏡のガラスが曇ると、近くのよもぎの葉っぱを取ってきて、その葉をもんで汁を絞り、ガラス面につけて曇りを取りました。


えんこ河童(かっぱ)

 川の深い淵とかに住むと言われる妖怪です。

好物は、胡瓜だと言われてます。会った事は、有りません。
  

どんま馬飛び 『馬飛び遊び』のことです。


『おうのう』

説明が難しいです。

 あまりうれしくないことや、やっかいなことを今から解決しなければというような時に使ったり、

これから、どこかへ行かなければならないときや、何かを始める時などに使うことが多い言葉です。

例文おうのう、今もんち来たとうやに、またいかなあいかんかよ。

解説あぁ、今帰ってきたばかりなのに、また行かなければならないんですか。


だあいや

 この『だあいや』は、相手の言ったことに対して、『そうですか』とか、『それには驚いた』というイメージで、

自分が先に話しかける時には、ほとんど使わない言葉です。

例文姉さんが、明日は高知へ行かなあいかんけん、畑の手伝いには来れん言いよったぜ。

     だあいや、来れん言いよったかねえ、そりゃ、げに(本当に)困ったよ。

解説姉さんが、明日は高知に行かなければならないから、畑の手伝いには来られないと言ってたよ。

     そうですか、来れない言ってましたか。それは、本当に困った。

 

ちゃんとしもうた

『ちゃんとしもうた』は、やってしまったことや、言ってしまった言葉に対して、『困ったなあ』とか、『うっかりしていた』などのイメージです。

例文ちゃんとしもうた、せっかく店まで行っちょるに、洗濯粉をこうて来なあならんがじゃった。

解説うっかりしてた、わざわざお店まで行っていたのに、洗濯粉を買って来なければいけなかった。

例文2あの人に、あんなことを言うて、ちゃんとしもうた。

解説あの人に、あんなことを言ってしまって、本当に困ったなあ。


ちやだよね

例文今日は、お医者がつんじょったがに、よいよ困ったがちや。

解説今日は、病院が込んでいて、本当に困ったんだよね。

 

ながなの

例文このお菓子、、食べたらいかんがなが。

解説このお菓子、食べてはだめなの。

 

がかいてるの

例文雨が降ってきそうなけん、洗濯物を入れよるがかい。

解説雨が降って来そうだから、洗濯物を入れてるの。

 

・・とだって

この『・・・と』の意味は、人から聞いたことを、次の人に伝えるときに使うことが多い言葉です。

例文あそこの家、今年の暮れには建て替えるがと。

解説あそこの家、今年の暮れには建て替えるんだって。

 

この『ち』というのは、幡多郡(特に宿毛市周辺)で使われることが多い語尾です。

その代表格が『行っちきちもんちきち』です。

解説行ッテ帰ってくる。

例文2近頃は、野菜がたこうちのせんねえ。

解説最近は、野菜が高くて大変だよね。

 

かぁらんらしい

例文今度の移動で、あの先生遠くへ変わるにかぁらんぜ。

解説今度の移動で、あの先生遠くに変わるらしいよ。

例文2隣のおじいさん、昨日入院したにかぁらんぜ。

解説隣のおじいさん、昨日入院したらしいよ。


のうし

この『のうし』は、話の語尾につけて使います。

例文こんなとおから、どこへ行きよらのうし。

解説こんなに早くから、どこへ行っているんですか。

 

もうかみようか

この『もうか』は、幡多郡でも四万十市(旧中村市)周辺で使われることが多い言葉で、宿毛市周辺では、ほとんど使われていません。

例文今日は、洋服の安売りがあるけん中村へ行ってもうか。

解説今日は、洋服の安売りがあるから中村へ行ってみようか。

 

ばぁほど

例文腹が減ったら何ちゃあできんけん、何でも好きなばぁ食え。

解説お腹がすいたら何もできないから、何でも好きなほど食べなさい。

 

つもんじゃあるかえたまらない

例文醤油をひっくり返したもんじゃけん、臭いつもんじゃあるかえ。

解説醤油をひっくり返したものだから、臭くてたまらない。

 

らしあたり

例文今日らし、町へ野菜の種を買いに行こうと思いよらあえ。

解説今日は、町へ野菜の種を買いに行こうと思ってる

例文2明日らし、衣替えをしようと思いよる。

解説明日あたり、衣替えをしようと思ってる。

 

けんどけど

例文今日は、ざまに暑うなるつけんど、長袖を着いち行くかえ。

解説今日は、かなり暑くなるらしいけど、長袖を着ていくかい。

 

よいよすごく とても

例文よいよ、困った。

解説すごく、困った。

例文2昨日の雨にゃ、よいよ、ことうた。

解説昨日の雨には、すごく疲れた。

 

ことのす

例文こたぁことのすにもならん。

解説此奴は、使い物にならん。


ことぉ あとぉ そとぉこの人 あの人 その人

こっちゃ あっちゃ そっちゃこっち あっち そっち

ころばあ あろばあ そろばあこれだけ あれだけ それだけ

こういうたち ああいうたち そういうたちこのように言っても あのように言っても そのように言っても

こんげに あんげに そんげにこんなに あんなに そんなに

 

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