将棋道場の情報発信で始めたブログですが、それだけではつまらないので身の回りの出来事で私個人が思ったこと感じてることなど、たまに綴っていきたいと思います。
プチコラム【ぷちこら】第1弾始まりです!
本日、3月1日に東京マラソン2020が開催されました。
新型コロナウイルスの影響で一般参加なしの招待選手のみで実施。東京オリンピック男子マラソン日本代表の残り一枠の選考も兼ねたレースでした。
選考基準は日本人最高位でかつ日本記録1時間5分50秒を上回らないといけないというハードルの高いものでした。
正直、私はこの基準を満たす選手はいないと思ってました。
ところがレースが始まると序盤から日本記録を上回るハイペースな展開に興奮。 MHPSの井上大仁選手が先頭集団でレースを引っ張る展開にもしかしたらという期待が生まれました。
このとき、大迫選手は第2集団で25キロ地点を過ぎたあたりから、その集団の中でも遅れ始めていました。ただここに彼の勝機はありました。インタビューでも諦めかけたことを明かしてましたが、不屈の精神力で粘ることが出来ていた。中盤までハイペースなレース展開だったため周りの選手が徐々に失速し始めたんです。そんな中で無理せずに自分のペースを維持してきた彼はここから巻き返しに出ます。日本人トップを走っていた井上大仁選手に追いつくと、ここから仕掛け日本人トップに躍り出ます。ここからは自分の持つ日本記録との勝負でした。 彼はすでに現在代表次点にあり、今回と来週の琵琶湖マラソンに出場しなくても、先述の厳しい選考基準を満たす選手が現れない限り代表に選ばれる事が決まってます。それでも東京マラソンに出場せずにはいられなかったのは、常に自分は挑戦者という意識があるからと思うんです。仮に自身の記録を破る選手が現れたとしても、同じレースに参加せずに敗れるのは絶対に嫌だったのでしょう。結果全体4位、日本人最高位1時間5分29秒という自身の記録を21秒上回る素晴らしい成績で選考基準をクリアしました。
まだ来週、選考レースとして琵琶湖マラソンがありますが、ほぼ大迫傑選手が最後の代表権を手中にしたと言っても過言ではないでしょう。
まだまだ世界のレベルはずっと高い所にありますが、常に挑戦者の精神で東京オリンピックでも世界トップの選手たちに混じってワクワクさせてくれる走りを見せてくれるに違いありません。
メダルが取れたらいいなあ。
がんばれ!にっぽん!!