3月11日と言えば、東北地震の日である。
当日、午後3時頃に大きな地震があった。
テレビをつけたら。津波が、町や田畑を波で飲まれるのを、生中継をしていた。
「すごいことが東北で起きてるんだなぁ」
テレビをくぎ付けで見ていた。
地震のことでずっと1日過ごした。
夕方、晩酌をしながら、遠いところで起きている他人事のような、出来事で見た。
ところが
朝方の4時ごろ。ここにも、ものすごい揺れの地震が来た。
激しい揺れ方で、家が潰れちまうじゃのではないかと、思いながら、動かずに布団の中にいた。
家族は外に飛び出した。
とにかく寒い日だった。
揺れが収まっても布団の中にいた。
そのうちに、消防団が動きだし、小学校に集まり、外が騒がしくなった。
私は、その年、区長をしていたので、被害状況の収集。消防団のバックアップ。炊き出しの準備なども考えた。
消防団と一緒に地域を見回りした。
雪崩が道路をふさいで、車が通れなくなっていた他は、とりあえず、ライフラインは通じていたし、ひとまず安心したことを憶えている。
後ほど分かったことだが、東北で起きた地震の余波が、よりによって、ここに来るなんて、思いもしなかったし。
その前に
大きな地震として、中越地震があった。
こんな山の中に二度も大きな地震が来るなんて 本当に何が起きるか分からない。